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上水処理システムの問題により、数千万人の米国人が何年間も、化学物質を含んだ「汚染水」を飲まされている。(ネット写真)

米国:基準を下回る飲料水、数千万人の健康に影響

 【大紀元日本12月19日】上水処理システムの問題により、米国では数千万人が長期にわたり化学物質を含んだ「汚染水」を飲用してきたという。

 米国環境保護局のデータをニューヨーク・タイムズが分析して報道した。過去5年にわたり、全米で20パーセントを超える上水処理システムが、米国「安全飲料水法」の主要項目基準を満たしていないという。

 法律では、コミュニティに対し安全な上水を提供することを義務づけているが、2004年以来、米国民4千900万人以上の飲料水に、ヒ素やウランなどの危険な化学物質や下水にみられる細菌などが含まれていることが明らかになった。基準を満たさないシステムは、規制管理機関に通報される。しかし、管理機関の記録によると、法に違反したシステムが国家や米国環境保護局などの連邦機関から処罰を受けるケースは、6パーセントに満たないという。

 データ分析によると、安全飲料水法の基準を満たさない水質は各州にみられ、ニュージャージーのラムジーでは、2004年以来、発がん性物質が基準を超える濃度で含有されてきた。ニューヨーク市では、同じく2004年以来、205か所の上水処理システムからの水道水が、法的上限を超える細菌を含有している。ラムジーでは、現在、濾過システムを採用しているというが、基準以下の水質で水道水を供給したことに対しては処罰されていない。また、ニューヨークで罰せられたケースはわずか3件だった。

 米上院の環境公共事業委員会は8日、米国環境保護局の高官に、安全飲料水法の施行について質疑を提出した。これに対して、米国環境保護局は全国5万4千700か所の上水処理システム監督における新たな政策を打ち出すと思われる。

 米国で毎年発生している数千万例の疾病と汚染物質を含む水道水の飲用の関連性は、明確にされていないが、科学者の研究ではすでに、米国では、毎年、水道水の寄生物、ウイルス、細菌を起因とする疾患が1千900万人に上ることが明らかになっている。

(翻訳編集・坂本)


 (09/12/19 08:17)  





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