印刷版   

10年にわたりチベットの高層たちの生活を記録し続ける写真家ヤン・イェンカンによる「チベット仏教(Buddihism in Tibet)」展が、渋谷区のゼン・フォトギャラリーで開催(写真・大紀元)

その霊魂を映し出す写真 渋谷でチベット仏教写真展

 【大紀元日本12月2日】10年にわたりチベット仏教の高層たちの生活を記録し続ける写真家ヤン・イェンカン氏による「チベット仏教(Buddhism in Tibet)」展が、渋谷区のゼン・フォトギャラリーで12月15日まで開催されている。渋谷駅近くのビルの地下、16畳ほどの小さなギャラリーに、チベット仏教徒の生活や宗教コミュニティに関心を寄せる人々が多く駆けつけた。記者が訪れたときも英語、ドイツ語、中国語を話す人々がいて、チベット仏教やこの地域の生活に対する国際的な関心の高さが伺える。

 写真はすべてモノトーンで、チベット高僧たちの日常生活、宗教的儀式をおこなう彼らの自然な表情がありありと表現されている。写真展では「人物の表情がいきいきしている」「一瞬の表情が豊かで、とても人間的。ウソがない」と賞賛の声が多く聞かれた。

 ヤン氏は中国貴州省出身。日本のみならず欧州、中国、韓国など世界各国の写真フェスティバルや現代アート展に参加し、数々の賞を受賞している。2005年および2009年にドイツの著名ジャーナリスト、ヘンリ・ナンネン(Henri NANNEN)氏の写真報道最優秀賞、2002年に韓国ドンジャング国際フェスティバルで最優秀外国写真家、中国写真雑誌「撮影の友」で10大写真家に選ばれている。

 今回の写真展を企画したのは、英国人のマークさん。マークさんは、日本では西欧写真家の作品は比較的よく展示されているものの、中国人写真家の作品を観る機会が大変少ないことに気づいたという。

 「日本の作品は成熟し落ち着いた雰囲気なのが特徴だが、中国の作品は色鮮やかでエネルギッシュです。こうしたダイナミズムに惹かれました」と話す。写真家ヤン氏については、「ヤン氏が、チベット仏教徒のリアリティある生活を撮ることが出来たのは、彼がその地に長く住み着き、自然と人々の生活に溶け込めるようにしたからです。彼のような現実を反映させる“ドキュメンタリー・スタイル”は、他の概念主義、抽象主義をとる現代アートと大きく異なります」

 マークさんは、これからもスタイルにはこだわらず、ヤン氏のような人間のリアルな生活に焦点をあてるような作品を紹介していきたいという。今後もマークさんが企画するギャラリーにぜひ足を運んでみたい。

(西村)


 (09/12/02 08:17)  





■関連文章
  • うぬぼれ泥棒 自らお気に入り写真を警察に=英国(09/11/14)
  • 視覚障害者が撮影した貴重な天体写真(09/11/03)
  • ダライ・ラマ、中国のチベット政策を非難(09/11/01)
  • ラサ弾圧事件で、4人に銃殺刑執行(09/10/24)
  • ラビア氏再び訪日 中国当局、「強烈な不満」(09/10/22)
  • 中国当局、チベット人に暴動の自作自演を強要か(09/10/10)
  • チベットで「初」の新型感染死亡者を確認 60周年祝賀で、感染死発表を隠ぺいか(09/10/09)
  • チベット族居住地で抗議活動多発、外国人立ち入り禁止=中国四川省(09/10/06)
  • 米国下院と欧州議会で、中国の民主・人権問題を問う(09/10/03)
  • 水なしで花の育つフォトフレーム =台湾(09/10/03)
  • 漢・ウイグル・チベット人、ロンドン中国大使館前で、民主を求め抗議(09/10/03)
  • ウィグル人抗議事件:中共が画策 民族対立させるため=ラビア氏(09/09/28)
  • 外国人観光客、チベット入り禁止(09/09/23)
  • チベット旗を掲げ、当局のチベット人僧侶逮捕に抗議=中国青海省(09/09/21)
  • 国境線での中国側発砲報道、印政府が否定(09/09/17)