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お茶の「テアニン」には脳の鎮静効果(TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)

1日4杯の緑茶で、うつ症状が半減!

 【大紀元日本12月30日】

 普段何気なく飲んでいる緑茶は、風邪やインフルエンザの予防効果のみならず、血中コレステロールの低下やがん予防にも効果があるとされる。さらに最新の研究では、1日4杯の緑茶を飲むことにより、精神的にうつ症状になるリスクがほぼ半減されるという新たな効果が発見されたという。

 この研究は東北大学大学院の医学系研究科、辻一郎教授が率いる研究チームによるもので、米医学誌『米国臨床栄養学(The American Journal of Clinical Nutrition)』12月号に発表された。

 今回の研究では70歳以上の1千58人を対象に、アンケート調査を行い、緑茶の摂取とうつ症状との関係について調べた。その結果、緑茶を1日あたり、1杯しか飲まない人たちに比べ、4杯以上飲む人たちとでは、うつ症状を示すリスクが44%低下していることがわかった。同様の傾向は、重度のうつ症状でも見られたという。

 同チームの過去の研究では、40歳以上の4万2千93人のデータを分析した結果、1日あたり5杯以上の緑茶を飲む人は、1杯未満の人に比べ、精神的に悩みを持つリスクが20%低いことが示されていた。

 緑茶のこのような効果は成分に含まれる「テアニン」がもたらしたものであると考えられる。アミノ酸の「テアニン」には脳の鎮静効果、やリラックス効果があり、緑茶の摂取がうつ症状の低減に結びついたのは、この「テアニン」の働きだと同チームは分析する。

 今回の研究で示した緑茶の効果については、今後も引き続き詳しく調べる必要があるとされ、まだうつ予防に緑茶を推薦する段階には至ってはいないものの、ティー・タイムや食後に緑茶を愉しむことは、免疫力の向上などに加え、気分を改善したりするのに役に立ち、真に良いこと尽くめである。

(翻訳編集・心明)


 (09/12/30 05:00)  





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