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09年、省・部長クラスの高官17人が失脚=中国

 【大紀元日本1月13日】09年の中国では、共産党高官が失脚する事件が相次いだ。中国メディアの報道から統計したデータによると、09年に失脚した省・部長クラス幹部(副部長を含める。省・部長は、日本の大臣クラスに相当)は17人に上り、そのうちの9人は大学院卒の高学歴者。また、6人が愛人問題で失脚している。

 中国各報道社8日の報道によると、昨年失脚し判決を受けた17人の高官は、国務院の部・委の官員や、地方の党、行政、人大(全国人民代表大会:議会に相当)、政協(政治協商会議)の幹部におよび、司法のトップである浙江省紀律検察委員会の王華元書記のような大物もいた。

 中国は改革開放政策を実施して31年になるが、汚職問題が日増しに深刻になっている。公開されたデータによると、03年から07年の5年間で合計35人の副部長以上の高官が失脚し、毎年の平均数は7人。一方、09年は17人に急上昇し、従来の記録を大きく上回った。

 以前のケースに比べ、09年に失脚した高官には高学歴者、愛人持ち、地方勤務の経験者が多いのが特徴だ。

 これに対し、中国問題専門家の胡星斗氏は次のようにコメントした。「高学歴者は、政治的教養を含めそれなりの高い教養をもつはずだが、今の学歴教育というのは主に知識教育で、人格教育をあまりしない。また、高学歴幹部の多くは教養より利益目当てで、学歴を得ようとする。今の官僚たちの学歴は、水増しされているケースも多い。一部の政府や役所は、すでに大勢の修士・博士の集結地となっている」

 また、失脚した官員のうち6人は、愛人問題が発覚している。その中には、13人もの愛人がいる幹部や、百人以上の売春婦と関係を持った者もいたという。

 胡星斗氏によると、国営通信「新華社」はかつて、「横領問題で処分された官員のうち95%以上が愛人持ちで、腐敗で起訴された者のうち60%以上が愛人も汚職に関わった」と報道したという。また、「某市の横領対策局の責任者は、横領の疑いがある幹部に対して、容疑者の愛人から犯罪の証拠を掴めると言っている。例えば、元陜西省政協副主席・龐家鈺は11人の愛人から成る告訴団から訴えられている」という。

 中国の腐敗・横領問題を食い止めるためには、マスコミによる世論の監督、国民の監督、収入申告の実施が必要だと胡星斗氏は強調した。

 昨年失脚した17人の高官の多くは、地方の末端から少しずつ昇進してきた幹部たちで、後ろ盾がないために「政治闘争に敗れたのでは」とネットユーザーらの間で波紋が広がっている。

(翻訳編集・小林)


 (10/01/13 08:28)  





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