■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2010/01/html/d93020.html



香港のYahoo!オフィス前で、写真撮影を止めようとする護衛。2005年、師濤氏の個人情報が提出されたことに対する抗議デモが行われた当時の写真 (SAMANTHA SIN/AFP/Getty Images)

「Yahoo!香港」掲示板閉鎖へ 政治的な原因か

 【大紀元日本1月13日】「Yahoo!香港」の香港現地法人は最近、香港現地の掲示板を今月末に閉鎖すると突然公表した。収益上の理由と説明している。ネット利用者からは、政治的要素を指摘する声が多く、香港での情報伝達 ・言論の自由が制限されるとの懸念が高まっている。

 6日、「Yahoo!香港掲示板」のサイト内で、今月26日から全てのサービスを中止し、掲示板にある全ての書き込みを削除するという通告があった。

 掲示板の利用者からは、自由に言論を発することのできるプラットフォームが失われたとして、反対の声が多く寄せられた。また、掲示板の運営にはそれほどの財力を必要としないとして、収益上の理由という説明に納得しない声が根強く、背後に北京当局の圧力があるのではないかと懸念されている。

 「Yahoo!香港」の香港現地法人の広報担当者は、記者の取材に対し、あくまでも経営上の決定であり、政治的な関連はないと強調した。

 香港インターネット協会の莫乃光・会長は、現時点では本件に政治的要素が絡んでいるという証拠はないとしながらも、近年、多くの掲示板の運営企業が、利用者の個人情報の提供などを政府側に求められている事実を指摘した。

 莫乃光・会長は、そのような政府の圧力により、運営企業が情報の自己検閲を行う恐れが生じると指摘し、香港の情報伝達・言論の自由への深刻な影響を懸念している。

 「Yahoo!中国」の現地法人は2005年、ジャーナリストの師濤氏の個人情報を中国当局に提供した。その情報を証拠に使い、中国当局は師濤氏に「国家機密漏えい罪」で懲役刑10年を科した。同氏はいまだに服役中。

(翻訳編集・叶子)