■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2010/02/html/d61733.html



米研究:唾液検査ですい臓癌の早期発見が可能に

 【大紀元日本2月23日】カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の医学研究の発表では、唾液の検査が膵臓癌の早期発見に役立つことを明らかにした。

 これは米国消化器病学会の機関誌『The American Journal of Gastroenterology』上で発表されている。膵臓癌は医学界において最も治療が困難な癌であり、死亡率は発病率とほぼ同じ確率だ。米国の例をあげると2009年、膵臓癌と診断された人はおよそ4万2千人、膵臓癌で死亡した人は3万5千人を超えている。

 膵臓癌の典型的な症状として腹痛や黄疸が挙げられるが、これらは末期に現れる。このため、膵臓癌患者の生存率は高くない。95パーセント以上の患者が膵臓癌と診断された後、5年足らずで死亡する事から医学界では「サイレント・キラー」と称されている。

 UCLA研究チームは膵臓癌患者とそうでない人に対し対象遺伝子に対する検査測定を行った。これによると90パーセントの膵臓癌患者の唾液中からKRAS、MBD3L、ACRV1やDPM1の4種のリボ核酸が発見された。

 この4種のリボ核酸は、膵臓癌を早期に発見するための助けになるという。この検査測定は「簡単で無害」で、血液検査の結果と合わせて初期の膵臓癌を発見する事が出来ると研究員は話している。

 わずか90人を対象とした研究なので、限界があると研究員も話しているが、この研究結果は彼らを大いに奮い立たせ、さらなる研究対象と内容の拡大を希望しているという。近い将来現代医学は唾液の中から膵臓癌を発見し、早期治療が可能となり膵臓癌の死亡率を下げる事ができるかもしれない。

(翻訳編集・市村)