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1月27日から31日までスイス・ダボスで開催された第40回世界経済フォーラム(WEF)年次総会に参加したジョージ・ソロス氏(ERIC PIERMONT/AFP/Getty Images )

「金は究極のバブル」=投資家ソロス氏が警告

 【大紀元日本2月2日】先月27日から31日の間、スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会において、著名投資家のジョージ・ソロス氏が「金は究極のバブル」と発言し、近い将来金相場急落のリスクがあるとの考えを示した。

 英国紙「デイリー・テレグラフ」によると、ソロス氏は世界中が低金利になっている現在、各国の政策立案者は将来崩壊を生じかねない新たな資産バブルを生み出す危険を冒していると指摘した。「金利が低いとき、資産バブルが生じて拡大する。現在資産バブルが拡大進行中で、そのうち究極の資産バブルは金だ」と同氏が述べた。

 世界金融危機以降ドルの下落に伴い、多くの投資家は安定資産とする金に着目した。金相場は昨年12月に史上最高の1オンス=1225ドル強に達しており、2008年と比べ約40%急騰した。その後、投資家たちから利益確定の売りが集中したため、金価格は大幅に下落し、現在1オンス約1085ドル前後で推移している。前月の史上最高値と比べて、下げ幅が10%に達した。しかし、カナダトロントに本社を構える世界産金最大手のバリック・ゴールド社のピーター・ムンク会長は30日、金相場は不安定だが上昇傾向が終わっていないと強気な見解を示している。

 一方、ソロス氏は今後の世界経済情勢について、「不況の調整プロセスがまだ完了していないため、今後追加刺激策の必要があると考える。米国及びEU諸国とその他の国はまだ財政赤字を増大する余地が十分にある。これに対する政治的な抵抗によって、2011年以降に経済が二番底に陥る可能性がある」と述べた。

 また、世界経済フォーラム年次総会において、ソロス氏は中国に対して、「早急に」人民元高を容認すべきだと述べた。

(報道・張哲)