■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2010/03/html/d40845.html



明日起こってもおかしくない(Joe Raedle/Getty Images)

新型携帯ウイルス、5分で世界中に広がる

 【大紀元日本3月16日】インターネットで接続できる携帯電話の普及とともに、携帯電話ウイルスの激増が予測され、近い将来、5分間で世界中に広がるウイルスが誕生する可能性があると専門家は指摘している。

 AFP社の報道による、今年2月中旬スペインのバルセロナで開かれたモバイル・ワールド・コングレス(The Mobile World Congress)で、インターネット・セキュリティ・サービスを提供するエフ・セキュア(F – Secure)社のミッキオ・ヒポネン( Mikko Hypponen)氏は「最近一般に広まっている新型携帯(Smartphones)を脅かす新ウイルスが現れ、5分もかからないうちに世界中に拡散される可能性がある」と、携帯電話のセキュリティ問題を指摘した。

 セキュリティソフト開発企業やモバイル通信企業、ジョブ管理システムのメーカーによる努力で、ウイルスやスパムメールなどマルウェアの攻撃やウイルスの広がりを抑制しているが、これらの抑制対策がいつでも有効とは限らない、いずれ新型携帯ウイルスが世界に広がるのは避けられないとヒポネン氏が指摘した。

 最初の携帯ウイルスは6年前に出現したSkullsと呼ばれる一種の木馬(trojan)で、無線Bluetoothシステム経由で感染を拡大していた。感染した端末には、どくろ(髑髏)の画面が現れ、携帯システムを破壊するほか、アプリなども動かなくなった。さらに感染した端末はアドレス帳に登録されている宛先に大量のパケットを送るため、通信料がかなり高くなる。エフ・セキュア社は今まで、430種のワームを発見した。

 また、携帯電話のメール送受信やインターネットの接続によりハッカーの侵入を招いてしまう可能性があり、特に、オンライン銀行で取引する場合、銀行口座番号やパスワードなど大切な個人情報が盗まれる可能性も存在している。

 カスペルスキー・ラブ社の最高経営責任者 (CEO)ユージン・カスペルスキー (Eugene Kaspersky)氏は、「コンピュータや携帯電話のマルウェアの製作者は、あくまで金銭のために過ぎない」とし、金融機関は一番の攻撃対象になることを予測した。同社は過去1年間、毎月平均30個の携帯ウイルスを発見した。

 英国の調査会社のオーバム(Ovum)のアダム・リーチ(Adam Leach)氏は、「携帯ウイルスによる被害は、現段階抑えられている」とし、各関連企業は、過去の経験を生かして努力した結果、大きなセキュリティ問題は生じていないが、警戒を緩めたら携帯の利用者に大きな被害をもたらす可能性はありうると、関連業界に注意を呼び掛けている。

(翻訳編集・柳小明)