【紀元曙光】2020年11月15日

神の側に立つか。悪魔に魂を売るか。
▼国家から個人に至るまで、全ての人間に、この問いが突きつけられている。今は平時にあらず。危急存亡の秋(とき)である。小欄が、一国の宰相たる菅総理に、僭越ながらご諫言申し上げる真意もこの一点にある。あなたが判断を誤れば、日本を危うくすることは間違いないのだ。
▼だが、あなたは先日、「悪魔側の人物」と電話会談を行ってしまった。もちろん「お考え」があってのことだろう。しかし菅総理。それは単なる「外交上の儀礼」であり、「とりあえず掛けておく保険」であるから重大なミスにはなるまい、と軽く見られたか。はたまた「トランプ側には根回ししてあるから問題なし」と思われたか。
▼違う。はるか上空の宇宙から見ていた神は、手元のノートにこう記したはずだ。「日本の首相は分かっていない」。この致命的な減点を、どう挽回するか。小欄はその答えを持たず、真剣に悩んでいる。余計なお世話と言われてもよい。なぜなら小欄の筆者は、大紀元のもの書きであるとともに、日本国民だからだ。
▼もちろん、日本だけ生き残ればいいのではない。どの国の、どの人々も、自らの意思で神の側に立つならば必ず未来がある。悪魔の鎖を断ち切れず、目先の欲望に惑わされるものは、ほどなく淘汰されて消える。残された時間は、極めて少ない。
▼昨今より、読者各位からいただく大紀元、新唐人への激励のお言葉に、心より感謝申し上げます。今後の報道に一層の努力を傾注することで、皆様への返礼とさせていただきます。大紀元は、常に皆様とともにあります。