THE EPOCH TIMES

中国共産党には経済危機存在しない・民主中国こそ日本の国益=袁紅冰氏来日講演(二)

2010年11月10日 11時33分

この記事は、日中間対立、「民族問題ではなく 自由民主主義と中共強権との衝突」=袁紅冰氏来日講演(一)の続きです。

 

「精神が物欲に負けているこの時代、思想に関心のある人々は多くないが、思想を放棄したら自由民主の秩序を立てた世界が後戻りするだろう。日中関係が困難な局面に向かう現在、これまで以上に思想間の鋭い戦いが必要とされる。中国の経済発展はどうして専門家たちが予測したような中国社会の自由と民主化を推進させなかったのか。長い間、日本を含む国々はこのような困惑を抱えていることだろう」-10月31日、都内で行われた講演会で、著書『暴かれた中国の極秘戦略』の宣伝に来日した中国人政論作家・袁紅冰氏はこう語る。中国共産党の世界支配の野心、それによってもたらされる日本の危機、日中対立の根本的な原因とそれを解きほぐすための深い洞察。2時間の講演会で鋭く分析した。

 1952年中国内モンゴルの出身で、文化大革命が終わった後北京大学法律学科に入学した同氏は、現国家副首相の李克強氏と同級生、次期後継者の習近平氏とも飲み友だちだった。北京大学を卒業後、同大学法学部で教鞭を執っていたが、1989年の天安門学生民主運動で学生を支援したため北京大学を退任させられ、西南部の貴州省に左遷された。貴州師範大学法学部長を務めていた2004年、豪州訪問中に政治亡命した。現在シドニー在住、執筆と民主活動を中心に行っている。

 中国高層幹部とその家族から入手した内部機密文書に基づき、昨年台湾で、中国共産党の対台湾謀略の全貌を描く著書『台湾大劫難』を出版し、中国共産党が2012年までに経済、文化、政治上の統一を経て戦わずして台湾を勝ちとるという戦略を暴露したことで、大きなセンセーションを起こした。8月に同著書の邦訳『暴かれた中国の極秘戦略』が出版されたことをきっかけに、10月末から11月初めにかけて来日した。最近出版されたもう一冊の『台湾大国策』で明らかにした中共のアジアでの政治拡張野心や、その脅威にさらされる自由社会の危機、日中問題の本質などについてのスピーチは、来場者の心を強くつかんだ。

 スピーチと取材内容について、第一回目の記事で、日中間対立の本質を中心に紹介したが、今回は、「台湾・インド・日本を圧制するアジアでの野心と戦術」「中国の経済発展は独裁政治への延命剤」「共産中国に経済危機は存在しない」「中国脅威は中華思想と関係ない」「劉暁波のノーベル賞受賞は中国の民主化を推進できない」など氏の見解を紹介する。

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