大紀元時報

神秘なる卍符 どんな秘密が隠されているのか

2017年04月09日 06時00分
馬家窯文化(ばかようぶんか)カラー陶器の上に描かれた卍符
馬家窯文化(ばかようぶんか)カラー陶器の上に描かれた卍符

 

ロシア民間の織物上の卍符図形

 

イスラエルの古い教会堂にある卍符図形


 第二次世界戦争でナチスに迫害されたユダヤ人は、卍符に対してきわめて敏感だ。しかし、不思議なことに、イスラエルの古い教会堂にも卍符の図形が見られる。

 

フランスの14世紀の墓碑に刻まれた絵画。聖職者の服の襟に、交錯する卍符と十字が飾られている


 ユダヤ教と深い淵源を持つキリスト教は、卍符を一種の「古い十字」、あるいは十字の変化形式だと見なしている。このため、一部の教会堂の装飾、霊園や中世紀の修道士の長衣の上に、卍符が見られる。フランスの中世博物館に 14世紀の墓碑が二つあるが、碑の上に刻まれた敬虔に両手で合掌する聖職者の服の襟が、交錯する卍符と十字で飾られている。

 

ポルトガルで発見された、先史時代の卍符と似ている神秘なトーテム。このようなトーテムはヨーロッパの多くの地区で発見され、1万年以上の歴史を持つと推定されている

 

 また、一部の古い遺跡の中に現れた卍符に関しては、説明がつかない。イタリア、スイス、スペインやポルトガル山岳地帯でも、鉄器時代の卍符に似ている神秘なトーテムが発見されており、1万4千年前に遡ると思われている。

 北欧ノルマン人の古い信仰や神話の中のオーディン(Odin)は地位の最も高い主神で、勝利と知識を主宰する。紀元8世紀の彫刻の残片に刻まれた主神オーディンの肩の上に、1羽のカラスが立ち、その左側に完璧な卍符が一つ彫りだされている。オーディンの兄弟「雷神トール」も、卍符をシンボルにしている。このため、卍符は、貨幣、ボタン、墓の石など、古代ノルマン人の文化の中によく見られた。 ノルマン人の首領は、相手先の繁栄を祈る意味で、よく乗馬神像や卍符を浮き彫りにした金メダルを贈り物にしたり、形見として残したりした。

 北欧人の遷移につれ、「雷神の十字」と称される卍符は、イングランドやアイルランドなどの地で現れ、地域特有の神秘さを伴うようになる。ヨーロッパの至る所にみられる古代ケルト人が信仰していた千年以上の歴史を持つ古い宗教の中で、諸祭司は超常的な能力を持ち、座禅を組むことを通じて、 自然界と密接に関わり、精神力を充実させることができる。例えば、紀元8世紀の人像に見られる座る姿は、東洋人が座禅を組む様子と似ている。身につけたシールドには、卍符が現れており、十字で四つに区切られている。

 

紀元8世紀・アイルランド金属彫像。 東洋人が座禅を組む姿勢と似ている

 

ナチスのシンボルと相違する明らかな点

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