[東京 14日 ロイター] – 安倍晋三首相は15日の臨時閣議で、2019年10月の消費税率10%への引き上げについて、予定通り実施する考えを表明する。関係筋が14日に明らかにした。増税に伴って景気が腰折れするのを防ぐため、住宅や自動車購入にかかる税負担軽減など対策も指示する見通しだ。
政府は15日の臨時閣議で、自然災害からの復旧費用などを盛り込んだ2018年度1次補正予算案も閣議決定する。
安倍首相は、消費税率の10%引き上げ表明とともに、影響を緩和する対策の策定を関係省庁に指示し、増税による景気変動を最小限に抑えることを目指す。
茂木敏充経済財政・経済再生担当相は14日、NHKのテレビ番組の中で、2019年10月の消費税率10%への引き上げは、予定通りに実施するとの見解をあらためて示した。
そのうえで税率変更前後の需要変動に注意が必要とし、機動的な政策対応をするため2019年度、20年度の本予算で措置を講じると述べていた。
(ポリシー取材チーム 編集:田巻一彦)
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