【フォトニュース】精霊送る「大」の字の火=京都の五山

【大紀元日本8月18日】冥府に帰る精霊を送りだす「京都五山送り火」が京都府鴨川沿いの山々で16日夜に行われ、観光客ら約10万人が赤く燃えて浮かぶ「大」の文字に見入った。

文字焼きは東山如来が嶽の「大」のほかに、金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これら5つが「京都五山送り火」と呼ばれている。

炎で霊を送り出すという行事は古くから存在する。史料によると、旧暦7月16日の夜、松明の火を空に投げ上げて霊を見送るという習慣があったという。

(佐渡)