あつあつの湯気もおいしい「蒸し物はヘルシーな料理です」

蒸し物は、数多くある調理方法のなかで最もヘルシーで、速く、簡単に調理できます。しかも、野菜、肉、魚、卵など、どんな食材にも適しています。

蒸し物は、大切な栄養分の流出もなく、余分な油を加えないのでとてもヘルシーなのですが、ご家庭では、あまり頻繁に行う調理方法ではないかもしれません。

せっかくなので、ここはぜひ蒸し物上手になってみませんか。
以下の7つの注意点をクリアすれば、あなたも「蒸し料理の達人」になれますよ。
 

食材を蒸すときは、なかの様子を見ようと途中で蓋を開けないでください。(Shutterstock)

1、鍋の蓋をきちんと閉じる
おいしい蒸し物をつくるポイントは、蓋をしっかり閉じるのが基本です。
それから、食材と蓋の内側との間に必ず隙間を空けて、全ての食材が均等に加熱されるよう、蒸気を循環させることも必要です。

蒸し器のなかの様子が気になりますが、食材ごとに蒸し時間が異なる場合を除き、途中で蓋を開ける必要はありません。
 

水が沸騰してから、蒸し器に具材を入れます。(Shutterstock)

2、水が沸騰してから具材を入れる
水が沸騰してから、蒸し器に具材を入れます。
蒸し料理は蒸気を利用しますので、蒸気を効果的に鍋に閉じ込めておけば、少量の水(ただし、空焚きは絶対にしないこと)ですべての料理を蒸すことができます。

鍋底の水の高さは約1~2インチで、蒸籠の底を高くし、水面に触れないようにします。
 

違う種類の食材を蒸す場合は、蒸し時間が異なるので、重ねられる「竹せいろ」を使うと便利です。(Shutterstock)

3、蒸し時間は短めに
「蒸す」というのは非常に速い調理法で、所要時間が短いほど、素材の味を活かしたおいしい一品が出来るのです。調理時間が長すぎると、具材が崩れて、せっかくの料理の味が落ちてしまいます。

違う種類の食材を同時に蒸す場合は、重ねられる「竹せいろ」を使って、蒸し時間を調節すると良いでしょう。

蒸し物にする野菜は、大きさが均一になるように切ると、加熱にムラができません。(Shutterstock)

4、具材は大きさを均一にする
蒸し物にする野菜は、大きさが均一になるように切ると、加熱にムラができません。

餃子にしても、魚にしても、カボチャにしても、ブロッコリーにしても、できるだけ大きさをそろえてから、同時に蒸し上げるようにしてください。

蒸し魚は、具材に薬味や調味料を乗せて、一緒に蒸します。(Shutterstock)

5、薬味や調味料と一緒に蒸すこともできる
素材の味を活かすため、普通は下味をつけずに、そのまま蒸します。

しかし、蒸し料理は味を付けることもできます。蒸し魚は、具材に薬味や調味料をたっぷり乗せて、強火で一気に蒸し上げます。
 

材料を蒸し器に詰め過ぎないように。魚介類は、平らに、ひと並べする程度にします。(Shutterstock)

6、食材を詰め過ぎないように
蒸し物は、熱した蒸気とそれが通るスペースを利用して蒸すので、食材をかき回す必要はありません。逆に言うと、ぎっしり詰め過ぎては、十分に蒸せなくなってしまうのです。

適量の食材を、浅く平らに並べた程度がいいです。具材の量が多い場合は、「竹せいろ」に分けて入れ、蒸し時間を調節しながら、せいろを重ねて蒸します。
 

オーブンペーパーで具材を密閉して包み、蓋つきのフライパンで熱すると「蒸し煮」ができます。(Shutterstock)

7、蒸し器がなくても「蒸し物」はできます
オーブンペーパー(またはクッキングシート)で具材を密閉して包み、蓋つきのフライパンで加熱すると「蒸し煮」ができます。

そのほか、電子レンジを使っても、ある程度「蒸し器」にちかい調理ができます。野菜類を適当な大きさに切り、深目の耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて加熱します。

電子レンジの場合は、具材に当たるマイクロ波に差があるため、どうしても加熱によるムラが生じます。途中で一度、上下を返してから再度加熱すると、加熱ムラが防げます。
 

電子レンジを使っても「蒸す」ことはできますが、具材に加熱ムラが生じやすいので、途中で一度、上下を返すと良いでしょう。(Shutterstock)

(文・謝施恩/翻訳編集・鳥飼聡)