[カブール 7日 ロイター] – マティス米国防長官は7日、アフガニスタン駐留北大西洋条約機構(NATO)軍の司令官に就いたばかりのスコット・ミラー氏と協議するため、首都カブールを事前の予告なしに訪れた。ミラー司令官とは反政府武装勢力タリバンとの和平交渉の進展度合いについて話し合う。
米国はアフガン政府とタリバンとの和平を求めているが、現地の治安は悪化しており、アフガン政府内には混乱がみられている。
ただ、マティス長官は今週、記者団に対し、タリバンとの和平交渉の進展に期待感を示していた。
「和平が単なる幻影ではもはやないという兆候がさらに示されている」と指摘。「多少の骨組みができており、一部の連絡チャンネルが開かれている」と加えた。
米国務省の高官は、和平交渉加速への道筋をつけるために、今夏にタリバンの幹部らとカタールで協議している。
米政府はこれまで、タリバンが6月に一時停戦を受け入れたことは、和平交渉に期待を持つべき根拠になっていると指摘している。
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