結婚44年間のロン・ハワード監督、夫婦円満のコツは実はシンプル

移り変わりの激しいハリウッドでは、同じ人と44年間も連れ添うということはとても珍しいことです。そこで、ロン・ハワードに長く結婚生活を続けるコツを聞いてみました。

ロン・ハワード(65)はオスカー受賞監督です。彼は高校時代に同い年のシェリルと出会い、恋に落ちました。その出会いにロンはとても感謝していると言います。「出会った瞬間、この女性しかいないと思ったんだ」

2019年6月、二人は44回目の結婚記念日をお祝いしました。二人の強い絆があるからこそ、この日を迎えることができたのです。「一番重要なのはコミュニケーションだよ。特別なことは必要ないよ」とロンは言います。しっかりとコミュニケーションを取って、建設的な会話をすることが大切だというのです。

また「巡り合わせも大切であり、人というのは一緒に成長するか、しないか。成長しない人にそれを強制することはできないからね」とロンは話してくれました。

ロンとシェリルはすぐに恋に落ちました。「彼女に会った時、とてもラッキーだと思ったよ。すごく変だよね。僕たちはまだ10代だったし、ここまで上手くいくとは思ってなかったよ。でも、44年間、ずっと仲良く一緒にいるんだよ」とロン。二人は22歳の時に結婚しました。

そして、二人が幸せ結婚生活を送れてきたその他の理由に「相性」と「妻の忍耐」を挙げました。

二人は結婚して4人の子供に恵まれました。ロンは子供たちをハリウッドではない別の落ち着いた場所で育てました。今は5人の孫もいます。

ロンは「メイベリー110番」というコメディ番組で5歳の時、オーピー役を演じて以来、アメリカではとても有名な人物となりました。また1970年代にはテレビの「ハッピーデイズ」という番組で、リッチー・カニンガム役を好演。それから監督としてヒット作を生み、一流監督の仲間入りも果たしました。「監督に憧れを抱いていた俳優だったんだ」とロンは話してくれました。

シェリルは、ロンが監督をして2個のオスカーに輝いた「ビューティフル・マインド」に出演しています。シェリルはどんな時もロンを支えてきました。「シェリルはいつも僕をサポートしてくれるんだ。色々な経験を積んで二人の絆がより強くなっていったんだと思うよ」とロン。

Ron and Cheryl Howard at the 74th Annual Academy Awards in Hollywood, 2002 (©Getty Images | Vince Bucci)

ロンはSNSで昔のシェリルとの写真をたくさん公開しています。先日の二人の初めてのデートの時の写真を公開しました。「自分の中にだけ留めておきたくないんだ。だって彼女と出会ったことが本当に幸せだと思うから。でも長く結婚生活を続けるには、努力も必要だと思う」とロンは言います。

Ron and Cheryl Howard at the LA premiere of “The Road to el Dorado” in 2000 (©Brenda Chase)

出会ってすぐに恋に落ち、こんなにも長く一緒にいる二人。二人を見習いたいですね。

(大紀元日本ウェブ編集部)