中国ワクチン外交の衰退 米国は引き続き武漢研究所流出説を調査

 新型コロナウイルスの起源を調査した世界保健機関(WHO)調査団の報告書が発表されてから数週間が経過したが、多くの専門家や諸国はウイルス関連のデータや情報における中国の透明性の欠如に対して不満を露わにしている。
2021/04/30

宮古海峡を通過した中国空母「遼寧」 米司令官が洋上からばっちり監視 

米海軍が4月4日にフィリピン海で撮影した写真に、オンラインで注目が集まった。写真には、海軍上級将校が洋上のミサイル駆逐艦の操舵室から足を投げ出し、中国海軍空母「遼寧」打撃群を肉眼で監視している様子がおさめられている。この数日後の9日、米海軍空母セオドア・ルーズベルトの空母打撃群が南シナ海で演習を行なった。中国軍に対する抑止を高めているとみられる。
2021/04/17

緊迫高まる台湾問題、「対処措置はたくさんある」=自衛隊制服組トップ

日本の自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は、「台湾周辺で生じるいかなる不測の事態も日本の防衛に影響が出る」とし、「日本には対処措置はたくさんある」と多国間フォーラムに参加した際に述べた。
2021/04/16

日米豪印戦略対話加盟国がサプライチェーンの回復力強化を推進

サプライチェーンの回復力の強化および重要な技術要素の中国依存の軽減に向けて、インド太平洋地域の提携諸国が協力を図っている。
2021/04/15

ブリンケン米国務長官、中国を「最大の地政学的試練」と指摘

米国が直面している重要課題として「米中対立の激化」を挙げたジョー・バイデン米政権のアントニー・ブリンケン国務長官は、中国という共産主義政権を今世紀最大の地政学的試練と表現した。
2021/03/24

中国共産党、オンライン投稿の追跡を海外在住者まで拡大

王靖渝氏はオンラインで意見を投稿しただけで、まさか自分自身が中国共産党から追われる身になるとは思ってもみなかった。この19歳の青年は2019年7月に故郷の中国四川省重慶市を離れ、現在は欧州を旅している。
2021/03/23

日米同盟はインド太平洋の「平和と繁栄の礎」

日米安全保障条約締結以来約70年にわたり友好な関係を構築してきた日米が、在日米軍駐留経費負担に係る現行特別協定の1年間延長、首脳会談、インド太平洋地域の安定強化を目的とする二国間軍事演習により関係推進を図ることで合意した。
2021/03/14

米国国防総省が対中戦略タスクフォース設立「中国は問題の根源」

米国国防総省は、中国がもたらす国家安保課題に対する戦略の包括的な見直しのため、対中戦略専門家チーム「任務部隊(タスクフォース)」を新設する。同省は、インド太平洋地域における中国の影響力拡大を「歩調を合わせて対処すべき脅威」と定義している。
2021/03/01

『写真で一言』寺院の儀式を主宰するため会場に向かう象

寺院の儀式を主宰するため、警備員に護衛されながら会場に向かうナドゥンガムワ・ラジャと呼ばれるインド生まれの象。
2021/02/26

中印衝突の死者数に疑問の海外在住中国人男性「嘘だらけの国に住みたくない」

中国共産党当局はこのほど、兵士4人が昨年6月、インド軍との国境衝突で死亡したと発表した。海外在住の中国人男性が今月、ネット投稿で当局の報道を疑問視・批判したことで、中国の警察当局から指名手配されている。中国にいる両親も警察署で食事を与えられず取り調べを受けた。
2021/02/26

バイデン米大統領、印首相と会談 日米豪印戦略対話で地域の安全強化で合意

インドのナレンドラ・モディ首相と米国のジョー・バイデン大統領は電話会談を行い、通称「Quad(クワッド)」として知られる日米豪印戦略対話(4か国戦略対話)を通じてインド太平洋地域の安全強化に取り組むことで合意した 。日米豪印戦略対話は同地域で主張を強める中国を抑止する手段と解釈されることもある。
2021/02/26

発展途上国の食料安保 中国の遠洋漁船団で脅かされる

国際的な独立系シンクタンクである英国海外開発研究所(ODI)が発表では、自国海域における漁業資源のほとんどを使い果たした中国は、前回の記録の5倍から8倍に当たる1万7000隻近くの船舶を擁する世界最大の遠洋漁船団を構成している。
2021/02/26

欧州消費者団体、TikTokを批判 子ども安全やプライバシー侵害などで

中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」はさらに厳しい目を向けられている。米国の前政権とインド政府に続き、欧州消費者機構(BEUC)は16日、TikTokが欧州連合(EU)の消費者保護関連法令に違反したとして欧州委員会に訴えた。
2021/02/17

インドは南亜で550万本ワクチン無償提供 中国国営メディアは暗に批判

南アジア諸国に550万回分の新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンを無償提供したインドに諸国からの賞賛が集まっている。中国としては、このインドの慈善活動を看過することはできない。公式声明ではインドの「ワクチン外交」を批判しないが、国営報道機関を通じて、インドの取り組みにネガティブな印象を付けようとしている。
2021/02/12

ベトナムやインドの日系企業、事業拡大に前向き 中国依存を減らす動き顕著

最近の調査によると、ベトナムとインドの日系企業の半数以上が国内事業の拡大を計画しており、中国への依存を減らす兆候を示している。コロナ禍により露呈した中国を含む生産網の脆弱性から、日本当局はサプライチェーン多元化のための対策として企業支援を行なっている。
2021/02/09

バイデン陣営が対中政策を明示せず、インド専門家「中国の軍事拡張に機会」

インドの有識者は、米大統領選挙の民主党候補、ジョー・バイデン氏が対中政策に関して明白な方針を示していないことについて、中国側の拡張主義に「機会」を与えていると懸念を強めている。
2021/01/05

米海軍長官、インド太平洋に新たな艦隊設置求める 中国の拡張主義に対応

​ケネス・ブレイスウェイト(Kenneth Braithwaite)米海軍長官は11月17日、インド洋と太平洋の境界に焦点を当てた新しい艦隊を設置するよう、海軍に要請したと述べた。インド太平洋地域における中国の拡張主義への対応だという。
2020/11/18

豪モリスン首相が訪日 日豪安全保障の協定締結へ 対中戦略を強化

​オーストラリアのスコット・モリソン首相(Scott Morrison)は11月7日、日本を訪問し、​菅義偉首相と防衛協定を結ぶ見通しだ。​今回の合意で、インド太平洋地域における中国の影響力の高まりに対抗し、アジアにおける米国の主要同盟国2カ国が緊密な同盟関係を結ぶことになる。
2020/11/17

バングラディシュ、中国支援の深水港を中止 日本のプロジェクトを進める

バングラデシュ政府は、同国南東沖のベンガル湾に面するソナディア島に予定されていた中国投資の深水港の開発を正式に中止した。ここから25キロほどしか離れていないマタバリ地区では、同様の深水港を日本の共同事業体が建設しており、日バ両国は計画を進めている。
2020/11/10

インド、潜水艦1隻をミャンマーに引き渡し 中国に対抗する海軍能力を強化

インドは10月、ミャンマーに両国の軍事協力に基づき潜水艦1隻を引き渡した。戦略アナリストは、インドは東南アジアとの関係強化を図り、中国共産党の影響力の高まりに対抗していると見ている。
2020/10/27

中国大使館が再び「指図」、印メディアが猛反発 台湾をめぐって

在インド中国大使館は10月23日、先日、台湾の吳釗燮•外交部長を独占取材した「Zee News」放送局傘下の国際チャンネル「WION」へ書簡を送り「報道に対し細かい指示や圧力をかけた」として同放送局からの猛反発を引き起こした。
2020/10/27

インド、アマゾンなど通販大手2社にルール違反を警告 中国依存からの離脱進める

インド政府はこのほど、インターネット通販大手「アマゾン・インディア(Amazon India)」とウォールマートの「フリップカート(FlipKart)」に、原産国表記のない製品を販売していたとして規則違反を警告した。インド政府は、中国製品への輸入依存の削減に向けた動きを進めている。
2020/10/20

中国の脅しにインドのネットユーザー、台湾国旗に「いいね!」で反撃

中華民国(台湾)建国記念日の前夜、インドのネチズンたちは台湾国旗に「いいね!」を爆押しで祝い、中共の圧力と脅迫に対する反撃を行った。
2020/10/11

アップル主要サプライヤーの台湾企業3社、インドでの生産拡大に多額の投資

アップル主要サプライヤーの台湾企業3社は、インドでのアップルデバイス製造量拡大のため、インド政府の「PLIスキーム」製造推進計画に参加し、今後5年間でインドに約9億ドルの投資をする計画を立てていることが、この問題に詳しい関係者2人によって明らかになった。
2020/09/30

中国、インド国境に兵士5万と戦闘機150を配備か=印メディア

インドのメディアは、中国が中印国境の実効支配線付近に約5万人の兵士を集結させ、さらにロケット弾や地対空ミサイルなど各種戦闘機をおよそ150機配備していると伝えた。現在、中印政府は双方とも国境の中国軍の配備を認めていない。
2020/09/11

アップル、中国からインドへ8工場を移転=インド通信大臣

インドの通信および情報技術担当大臣のラヴィ・シャンカール・ プラサッド(Ravi Shankar Prasad)氏は、世界中の大手企業は中国以外に生産ラインを設置することの必要性に気付き、米アップル社は現在、中国からインドへすでに8つの工場を移転した。インドはすでに世界経済の主要国であり、世界経済を支える力になると述べた。
2020/09/08

中国軍、チベットにミサイル基地新設 専門家「インドへの挑発」

中国政府は、聖なる湖のほとりに地対空ミサイル基地を設置した。インドのメディアによると、この導入は、インドで何億人もの人々に崇められている宗教に神聖視された場所への冒涜だという。
2020/09/03

中国、マレー半島切り開く新運河建設案でタイに接近 マラッカ海峡を回避=印報道

タイ南部マレー半島の最も狭い部分であるクラ地峡は、中国支援の計画により拡張工事が行われる可能性がある。これは、日本にとっても重要なエネルギー航路であるマラッカ海峡を避け、国際物流利権の獲得を狙っている。インドは、インド洋諸島の軍事化で中国の計画に対応しとうとしている。
2020/09/02

インド、ロシアに「インド太平洋戦略」への参加を要請、中露関係が微妙に

中印関係が悪化する中で、インド政府が8月初め、ロシア政府に対して、日米豪印によるインド太平洋戦略に参加するよう要請したことが注目された。中印領土問題と同様に、ロシアと中国も領土紛争などを抱えるため、中ロ関係は実際に強固ではない。
2020/09/01

インド、アンダマン・ニコバル諸島の軍事開発急ぐ 中国に対抗

インドは最近、インド洋のアンダマン・ニコバル諸島の開発に力を入れている。マラッカ海峡に近いこの地域は、世界の東部と西部をつなぐ海上貿易の要衝に位置する。専門家は、同諸島のインフラ、経済、防衛プロジェクトがインドとその同盟国を支援することになると考えている。
2020/08/29