中国、財政部次官が失脚「重大な紀律違反」

中国当局は7日、張少春・前財政部(財務省)副部長(60)に関して、「重大な規律違反」の疑いがあるとして、「規律審査と取り調べを行っている」と発表した。3月に新たに設置された共産党員・公務員汚職摘発情報ウェブサイト、「中央規律国家監察委員会網」が公表した。張氏は実質上、失脚となった。
2018/05/08

元副市長に死刑判決 176億円汚職 収賄罪で初

中国山西省臨汾中級法院(地裁)が28日、同省呂梁市の張中生・前市長の収賄・不正蓄財容疑で行った公判で、張氏の収賄罪を認定した。当局は、張氏の個人資産を全部没収する上、猶予期間なしの死刑判決を言い渡した。中国習近平当局が2012年反腐敗運動を開始以降、猶予期間なしの死刑判決を言い渡された2人目の高官だ。
2018/03/29

中国元汚職高官ら 投獄後も豪華食事、「ふかひれ」「ナマコ」も

中国では16日に旧暦新年を迎えた。この正月期間中、中国汚職高官などを収監している北京市昌平区にある秦城監獄での食事メニューに注目が集まった。習近平当局が主導した反腐敗キャンペーンで摘発された「大トラ」の食事は閣僚級の待遇に準じて、豪華に賄われているという。
2018/02/17

江西省副省長、規律違反で調査 党大会後に5人目の「大トラ」

中国共産党中央規律検査委員会は17日、ホームページで江西省の李貽煌・副省長(55)が「重大な規律違反」の疑いがあったとして、現在取り調べを進めていると発表した。
2018/01/19

中国当局、年明けに2人の高官失脚を公表

中国で、年明け早々に2人の現役高官が失脚したことがわかった。中国共産党中央紀律検査委員会(中規委)は3日と4日、陝西省の馮新柱・副省長(57)と山東省の季緗綺副省長(57)が「厳重な規律違反」の疑いで、当局の取り調べを受けている、と相次いで発表した。当局は2人の失脚の理由を言及しなかった。汚職容疑が原因だとみられる。
2018/01/05

中国当局、華為技術の幹部を収賄の疑いで取り調べ

中国通信機器メーカーの華為(ファーウェイ)技術はこのほど、同社傘下企業、華為コンシューマー・ビジネス・グループ中国部門副社長の滕鴻飛氏が収賄罪の疑いで、中国当局の取り調べを受けていることを発表した。中国国内メディア「毎日経済新聞」が26日に報道した。
2017/12/29

中国「貧困撲滅運動」が腐敗の温床に、17年に約千人の幹部が不正

中国当局は近年、貧困人口を減らすための「貧困撲滅運動」を展開している。しかし、一部の地方政府の幹部らが貧困救済資金を着服するとの汚職事件が増えている。
2017/12/26

米国、人権侵害や汚職で制裁リスト公表 中国共産党幹部初ノミネート

トランプ米大統領は20日、「マグニツキー法(Magnitsky Act)」に基づき、米当局が中国の公安当局幹部を含む外国人13人に制裁を課す大統領令に署名した。中国共産党幹部が米制裁対象に指定されたのは、今回が初めてのことだ。
2017/12/25

中国習近平政権、5年間で200万人以上汚職幹部を処分

中国習近平国家主席が2012年就任してから、自身が主導した反腐敗運動で国内では約200万人以上の汚職幹部を処分したことがわかった。中国共産党体制下の深刻な腐敗実態の新たな裏付けとなった。
2017/10/11

中国の汚職幹部を狙った詐欺、153人逮捕=インドネシア

インドネシア警察は7月31日、大掛かりな詐欺事件の容疑者153人(中国人150人、インドネシア人3人)を拘束したことを明らかにした。犯人も被害者も中国人だが、インドネシアを活動拠点にしていた。
2017/08/03

衝撃!ひとりで16億円を収賄「公務員なら無能なバカでも金が集まる」

公務員なら無能なバカでも金が集まる―。当局の発表では、省部級副職以上の高官で1億元(約16億円)以上を収賄したものは、これまでに12人も摘発されている。
2017/04/19

写真「凍った牛乳をかじる兵士」国営メディア、感動さそうが狙いはずれ

中国人民軍は1月31日、ミニブログ「微博」公式アカウントで、氷点下の屋外で凍った牛乳をかじる兵士の写真を掲載した。「厳寒という過酷な条件のなか、訓練に臨む雄姿」を宣伝する狙いがあったとみられる。しかし、ネットでは「暖かい食料をどうして提供できないのか」と、軍の物資管理能力の乏しさを非難するコメントが相次いだ。
2017/02/03

倍率は7700倍! 今年、中国で一番人気の職業は?

中国で今年、募集人数1人枠に対し、希望者7700人が殺到した国家公務員のポストがある。それは、ある小さな野党で、来客者にお茶を出すという仕事だ。
2016/11/09

反腐敗ドキュメンタリー番組、習政権の「強い警告」伝える

 中国共産党第18期中央委員会第6回全体会議(6中会議)の開催直前に放送された、反腐敗運動を題材にしたドキュメンタリー番組『永遠在路上(永遠に道半ば)』が中国国内の世論を賑わしている。このなかで、失脚した政府高官らの汚職の実態が明らかにされたうえ、習近平総書記の党中央に抵抗する高官らの行動が詳しく伝えられたためだ。
2016/11/03

驚きの腐敗実態と大規模デモ多発からみる中国共産党の末路(2)

中紀委が製作した反腐敗キャンペーンのドキュメンタリー番組と他の国内メディアが報じた官員らの腐敗実態に驚きの連続だ。高級ホテルの超豪華スイートルームで会議をする官員、68戸の豪邸を持つ官員、莫大な量の高級ヒスイ腕輪を保有する官員、家のベッドの下に大量の現金を隠す官員などなど。 
2016/10/29

驚きの腐敗実態と大規模デモ多発からみる中国共産党の末路(1)

中国共産党第18期中央委員会第6回全体会議(6中会議)の開催直前に、中国国内のテレビでは、中央紀律監督検査委員会(中紀委)が製作した反腐敗キャンペーンドキュメンタリー(全8回)番組、『永遠在路上』(直訳は『永遠に道の途中にある』、反腐敗キャンペーンが終わらないことを意味する)が17日から連続して放送された。番組では、汚職や腐敗で失脚した大物官僚が相次いで出演し、莫大な金額の汚職について「反省」の言葉を口にしている。習近平政権が同番組を通じて、党内に「見せしめ」の狙いがあるとされる。
2016/10/28

反腐敗を絶望視?「100年あっても撲滅できない」=香港誌

 中国共産党の習近平政権が2013年から「ハエもトラも叩く」と反腐敗キャンペーンを推進してきたが、しかし党内腐敗実態が深刻で、全国から集まった大小官員の汚職などを告発する案件の多さで「100年経っても処理ができない状態だ」と明らかになった。香港誌「動向」9月号が報じた。
2016/10/27

中国元指導部高官 令計画の兄 巨額収賄認める

中国の最高人民検察院は18日、無期懲役刑を服役中の元指導部高官の令計画の兄、令政策容疑者を収賄の罪で裁判所に起訴したと発表した。2015年8月に党籍をはく奪され、公職を解任されるまで同容疑者は山西省地方政府の高官を歴任した。
2016/10/24

中国不動産バブル抑制 政府「党員幹部は売却を禁止」

 中国不動産市場のバブルを沈静化したい中国政府は9月末、北京、上海など20の大中都市で住宅購入や住宅ローンの厳しい制限と土地供給拡大の調整政策を次々と実施した。この結果、多くの都市では住宅価格が大幅に下落した。ただ、社会不安を引き起こす価格の急落を防ぐため、中国当局は共産党の党員幹部に対して、不動産の売却を禁じることにした。
2016/10/18

遼寧省選挙不正の内幕 4人の「トラ」が関与 約千人を調査

 中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の遼寧省代表(国会議員に相当)選挙で不正な金銭授受に関わったとして、数十人の中管幹部(省部級正職と省部級副職と一部の庁局級正職)を含む約千人が罷免され、まはた取り調べを受けている。国内メディア「財新網」が4日伝えた。
2016/10/07

今月開催 六中会議のテーマは「厳しく党内を統制」 江派閥を強く意識

 中国共産党はこのほど、第18期中央委員会第6回全体会議(六中全会)を今月24~27日開くと発表した。習政権の反腐敗キャンペーンの強化方針を色濃く反映する「厳しく党内を統制する」などの会議テーマからみると、習氏は党最高指導部の人事を決める来秋開催の共産党第19回全国代表大会(19大)の前に、現最高指導部の高官らをけん制し、江派閥の人員が「19大」中央政治局に入るのを阻止する狙いがあるとみられる。
2016/10/06

軍制服組元トップが無期懲役に、頻繁に官職売りで金銭要求

中国国営新華社通信によると、中国軍事法院(裁判所)は25日、収賄罪で起訴されていた中国前中央軍事委員会副主席の郭伯雄氏に対して、無期懲役の判決を言い渡した。また判決では、郭氏の政治的権利を終身剥奪、個人資産はすべて没収、大将の階級も剥奪するとした。郭伯雄氏は、収賄罪で起訴された人民解放軍軍人の中で、中国共産党政権樹立以来の最高階級将校。
2016/07/26

中国元最高指導部メンバーの妻と息子 懲役9年と18年

中国当局の公式発表では、湖北省宜昌市中級人民法院(地方裁判所)は15日、息子周濱被告に、父親の職権上の利権を利用した収賄罪(量刑13年、罰金1.9億元)、影響力を利用した収賄罪(同8年、同1.6億元)、違法経営罪(同3年、同20万元)という三つの罪の併合罪で、懲役18年、罰金3億5020万元(約56億1700万円)の一審判決を下した。
2016/06/17

中国メディア、異例にも江沢民を名指し 中紀委の腐敗幹部批判報道で

中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)機関紙「中国紀検監察報」は5月20日、汚職腐敗官僚の「政治的な質的変化、経済的貪婪、生活の腐敗と乱れ、横柄な態度」の4つの特徴を批判する記事を掲載した。
2016/05/24

「党員であることが恥ずかしい」共産党のマイナスイメージは常識に

 中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)機関紙「中国紀検監察報」は3月24日、一部の党員が、党員である身分を公にするかどうかは完全に自らの利益を基準にしていると批判した。
2016/04/21

中国「パナマ文書」流出をめぐる習・江両陣営の攻防

「パナマ文書」の流出は習近平政権に難題を押し付け失脚を狙う江沢民派の策略という見方がある中、今後習陣営が、江沢民前主席がスイス銀行の秘密口座に隠し持つとされる巨額の不正資産を白日の下にさらし、反撃に出るかと注目が集まっている。
2016/04/16

中国公安部元次官 懲役15年

12日、中国公安部の元次官で汚職の罪に問われていた李東生被告(60)が懲役15年の判決を受けた。
2016/01/14

上海市副市長失脚 同市トップ、習近平陣営転向か

中国共産党中央規律検査委員会(中規委)は10日、「重大な規律違反があった」として上海市艾宝俊・副市長(55)を取り調べると発表した。2012年末習近平体制発足後に失脚する上海市省クラス高官の1人目となる。最近、江沢民元国家主席の地盤である同市の政治情勢の変化が顕著になりつつある。兆候の一つには、江氏の側近とされる上海市のトップ、韓正・上海市委書記(61)は習近平体制の改革や汚職撲滅運動を支持する発言を繰り返し、習近平擁護の姿勢を明確にしていることだ。
2015/11/12

中国軍制服組前トップ、党籍剥奪 江沢民との関係明かす異例報道も

【大紀元日本7月31日】中国共産党政治局は30日、収賄などの疑いで郭伯雄・前中央軍事委員会副主席(73)の党籍剥奪と司法機関送致を決定した。 中国国営の新華社通信によると、当局は4月9日に郭氏とその家
2015/07/31

周永康について知るべき5つのこと

【大紀元日本6月13日】天津市第一中級人民法院(地裁)は11日、汚職により共産党最高指導部の前メンバーで治安部門トップ・周永康被告(72)に対し、無期懲役、政治権利の終身剥奪、個人財産の没収の判決を言
2015/06/13