魚も沈むほどの美女 西施

「沈魚落雁,閉月羞花」。これは、中国で美人を形容するのに使われることわざですが、元々は中国古代の四大美人である西施(せいし)、王昭君、貂蝉(ちょうせん)、楊貴妃を指したものであり、そのうち「沈魚」とは西施のことです。

【漢詩の楽しみ】山居秋暝(さんきょしゅうめい)

詩に云う。人の気配もない奥山に、さっと降った雨が、いま上がった。そんな澄みきった夕暮れの天気は、ますます秋らしい。松の枝を通して照らす月明り。清らかに湧く泉は、石の上をさらさらと流れる。竹林の向こうに声がするのは、洗い物をする娘たちが帰っていくところ。水面の蓮が動くのは、漁民の小舟が下ってゆくから。そんな山住まいの秋の趣きの前にあっては、比べものにならぬ春の芳しい花など、枯れ散ってしまえ。もっとも、春の花が枯れても帰らなかったという、あの王孫なら、ここに留まるだろうけどね。
2019/09/19

【漢詩の楽しみ】 王昭君(おうしょうくん)

【大紀元日本10月01日】満面胡沙満鬢風眉銷残黛臉銷紅愁苦辛勤顦顇尽如今卻似画図中 面(おもて)に満つる胡沙(こさ)、鬢(びん)に満つる風。眉は残黛(ざんたい)銷(き)え、
2012/10/01