自分の行いを正し、修めること

自分の妻や夫から行いの悪い部分を指摘されて、素直に受け止められる人は一体何人いるでしょうか?古代中国の物語には、自分の行いを正した後、はからずも高官の職を得た人物がいます。
2015/12/02

度量の広い宰相

唐の時代、狄仁傑(てきじんけつ)と婁師徳(ろうしとく)の二人は、武則天に仕える政治家だった。しかし、狄仁傑は常に婁師徳を誹謗していた。ある日、武則天は仁傑に、なぜ彼女が仁傑を登用したか知っているか、と聞いた。仁傑は、答えた。「私には卓越した才能があり、他人の助けを必要としません。優秀で、徳もあり、また世知に長けています」
2015/12/01

寛容な心に涙した泥棒

東漢の時代、名士・陳寔(ちんしょく)は自分を厳しく律し、機会を見つけては自ら手本を示し、子供たちを教育していた。 大洪水に見舞われた年、多くの村は深刻な被害に遭った。田んぼが流され、大勢の人が飢饉に見舞われ、流民が溢れた。やがて動乱の世となり、盗人が横行した。
2015/11/27

神話―中国文明の曙光

平成24年に『古事記』編纂1300年を迎え、日本では国家の成立、人類の誕生、天地開闢などがあらためて提起され、多大な関心が寄せられている。 同文化圏の中国でも近年、伝統文化のブームがしだいに高まり、その中で神話伝説への関心度が突出し、関連の研究も優れた成果を多く挙げている。しかし、裏付けとなるような詳細な資料の欠乏、マルクスの史的唯物論などに囚われているため、中国における神話伝説の研究、とりわけ宇宙創成や生命誕生など神話の根本的な問題に関しては、たいてい同じ唯物的次元で徘徊し、諸家の論考に小異はあっても
2015/11/24

どんなに小さな嘘でも 神様はお見通し

昔、今の中国湖南省、湖北省辺りに、とても正直な知識人がいた。玉皇大帝は冥界第七殿で人手不足なため、彼に暫く業務を代行するよう任命した。彼はそれから数日置きに冥界へ行き、閻魔帳を確認する仕事を行った。
2015/11/17

子どものいたずら、母親ならどうする? 

子供が道徳的に誤ったことをした時、親はどうしたらいいでしょうか?感情的に怒鳴りつけてしまいがちですが、それは効果が薄いかもしれません。冷静に目を見て話し、何が誤りであったのかを理解させることが重要です。
2015/11/10

鬼からの提言 生きている時だけに懺悔は有効

昔、ある読書好きな学者がいた。ある夜、雨が止み明るい月が出ると、彼は若い下僕を一人連れて、大瓶の酒と共に墓地へ向かった。墓地に着くと、草むらに向かって呼びかけた。「こんな良夜に独りで飲むのは寂しいものだ。冥土にいる者たちよ、一緒に酒を飲まないか?」しばらくすると、燐火が草むらの中で瞬いた。再び彼が呼びかけると、諸々の鬼たちが「ウーン」と低い唸り声をあげながら、よろよろと現れ、学者のところまであと1丈というところでピタリと止まった。
2015/11/06

「八観六験」人の品格を見極める古人の知恵

デジタル時代を生きる人類は多くをコンピューターに頼り、物事を数字で判断するようになりました。その依存度は、コンピューター占いによって自分の運命まで機械任せにする人も現れるほど。しかし、自身の品格を高め、他人の品格を見極めるには、自らの経験や見識に頼るしかありません。人を見る目があるか否かは個人の能力の問題ですが、「人を見極める方法」を知っているかどうかも重要です。その方法の一つに、中国の戦国時代に編集された『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』に記されている「八観六験(はちかんろくけん)」というものがあります
2015/10/30

無邪気な心

身も心も飛ぶように軽くて、すべてが輝いて見えたころ。悩みもなく、心配も恐れもなく、毎日が冒険と好奇心でいっぱいの頃。そんな無邪気な子供時代に、心だけでも戻ってみませんか。 無邪気は、気取りがなく、自然体で、素朴な心です。無邪気は、せっかちでもなく、焦りを知らず、静かに生活を楽しみます。無邪気は、生まれつきの純真さであり、最も美しい心です。 しかし、人間は、いつから無邪気さを失ってしまうのでしょうか。自分を防御することに長け、いわゆる「ずる賢い」人間になっていきます。さまざまな観念が
2015/09/01

展示品のラバー・ダック1万5千個 半数持ち去られる=上海

【大紀元日本6月4日】上海市の大型ショッピングセンター「港匯広場」に展示中の1万5000個の小さなラバー・ダックで形作られた洋ナシのモニュメント。一週間後には半分が見物人に取り去られ、無残な姿となって
2014/06/04

四川省、「老人局」に中国初の詐欺罪が成立 目撃証言が決め手

【大紀元日本11月25日】人の善意を悪用した老人に中国初の詐欺罪が成立した。自分で転倒したにもかかわらず、助けてくれた少年3人にぶつけられて倒れ、怪我をしたと主張し、損害賠償を求めた四川省達州市の老婦
2013/11/25

動物園のワニ、死亡多発 「生きているか」と入園者が投石

【大紀元日本7月12日】湖北省武漢市の動物園で飼育されたワニが、一部の入園者が投げた石などで8匹のうち、4匹が死亡したという。武漢晩報12日に伝えた。 九峰国家森林公園内に併設された同園のワニ館は20
2013/07/12

交通事故の被害者を救助せず、写真撮影に夢中=西安市

【大紀元日本7月9日】陝西省西安市内で8日、女性が路線バスに轢かれた交通事故で、誰も女性を救助せず、通行人らは写真撮影に夢中だったという。地元紙華商報が9日に報じた。 目撃者によると、女性は横断歩道を
2013/07/09

武漢市のバス、緊急ハンマーに警報機 盗難多発のため

【大紀元日本6月25日】湖北省武漢市のバス会社は路線バスに搭載されている緊急脱出用ハンマーが相次ぎ盗難に遭っていることを受け、ハンマーに警報機を取り付けるなどの対策に乗り出した。24日に南方都市報が伝
2013/06/25

道徳を重視した陶の母

【大紀元日本6月18日】晋の時代の将軍・陶侃(とうかん)の母、湛(たん)氏は豫章(現在の江西南昌)の生まれである。陶の家は非常に貧しかったが、湛氏はいつも麻の繊維を糸状にねじ上げ、お金と交換していた。
2013/06/18

色欲を拒絶し、天をも動かす

自然に従い、良心に背かず、徳を積む。古代中国では、人の道にはずれた行いは、災いを招くと信じられていました。特に、男女間の過ちは重大な罪とみなされたのです。
2012/09/10

38歳の処女 婚前交渉のストップ促すサイト開設

 【大紀元日本2月21日】近年、中国のインターネットでも、半裸姿の女性など男女の性に関する広告が容易に目に付くところに置かれており、性の解放という道徳の堕落が顕著になっている。そんな中、ある38歳の女
2012/02/21

2012年 浄化と更新の年になるのか

 【大紀元日本1月18日】かつての伝説では、2千年前、マヤ人の祖先は13個の水晶の頭蓋骨を残した。これらの頭蓋骨は世界各地に散在しているが、地球文明がある極点に達した時、この13個の水晶の頭蓋骨が1カ
2012/01/18

18人が放置の女児死亡 善意とモラルを守ることが危険な国

 【大紀元日本10月22日】悦悦ちゃんが亡くなった。ここ数日、中国広東省佛山市の街角にある監視カメラに写された映像が世界を震撼させた。よちよちと歩く2歳の女児・悦悦ちゃんが2台の車に轢き逃げされ、18
2011/10/22

「玉の輿に乗ろう」 女性塾、北京で人気

 【大紀元日本8月12日】北京にある女性専門の塾「徳育女学館」は、昨年5月に営業開始以来、すでに2800人の生徒を「育成」している。花嫁修業と家庭教育を中心とするこの女性塾のキャッチコピーは、ズバリ「
2011/08/12

ロータリークラブ会員 神韻は視覚と精神の糧=台湾

 【大紀元日本3月17日】中国の伝統文化を伝える神韻芸術団は3月12日から4月17日まで、1ヶ月以上にわたり台湾で巡回公演を行う。台湾国際ロータリークラブのメンバーらが台湾・桃園市で行われた公演を鑑賞
2011/03/17

わが娘の心に残る「小さな樹」

 【大紀元日本8月2日】私の娘は今、15歳。柔らかくて可愛い子供の手の感触は今でも残っているが、いつの間にか私よりも背の高い少女に成長した。天使のような笑顔、光輝く肌、風とともに揺れる長くて美しい髪…
2010/08/02

6カ月の赤ちゃん 善悪を見分けられる

6カ月の赤ちゃんでも道徳的な善悪を見分けられるということが、最近、米エール大学の研究でわかった。しかも、この能力は生まれつき備わっている可能性があるという。 この研究では6カ
2010/05/12

正統文化への回帰

 【大紀元日本2月28日】「神韻芸術団」なるものが今注目を集めている。海外の優秀な華人アーティストにより2006年に設立された芸術団で、ニューヨークを拠点に毎年世界ツアーを展開する。「人類の正統文化の
2010/02/28

武を説く

 【大紀元日本8月8日】(1)武の起源 武術の起源は、未だ探究されていない。しかし、「封神演義」の中で、多くの武将の勇猛な善戦が描写されている。彼らは手に得意の武器を持ち、神がかった技で格闘するのであ
2009/08/08

対中援助協会会長 「神韻公演は芸術の形で人々を覚醒させる」=米ロス

 【大紀元日本1月11日】2009年元旦夜8時、神韻国際芸術団の第3回の公演が、米ロサンゼルスのパサデナ・シビック・オディトリウム劇場で行われ、対中援助協会創会会長・傅希秋牧師が初めて公演を鑑賞した。
2009/01/11

国連平和大使:「神韻」、神性を帯びた演出

 【大紀元日本12月29日】人類の正統な芸術、およびヒューマニティの復興を趣旨とする「神韻芸術団」(米・ニューヨーク)の舞踊・音楽公演は昨年、世界66都市で60万あまりの観客を迎え、人々に多くの感動を
2008/12/29

婚姻をないがしろにした報い -国籍法改正案可決・成立へ-

 【大紀元日本12月4日】参議院法務委員会は12月3日に理事懇談会を開き、外国人と日本人との間に生まれた子供の国籍取得要件から婚姻要件をはずした国籍法改正案を4日に採決することを決めた。改正案は5日の
2008/12/04

【現代に息づく伝統文化】民工を信用した王さんの話

 【大紀元日本3月16日】2月27日の午前、長春市万宝通りに住む王さんの家に配管工がきてトイレの詰まりを直していたところ、職場から電話があり、王さんは急いで出かけなければならなくなった。そこで、出かけ
2008/03/16