「中国人への迫害を止めよ!」 米サンフランシスコに響きわたる「打倒中共」の声

中国共産党党首・習近平は米カリフォルニア州サンフランシスコに到着した。同市内では「打倒中共」を主張する人々の抗議活動が続いている。
2023/11/15 李凌, 鳥飼聡

習近平訪米に合わせ サンフランシスコの空に「打倒 中共」の巨大スローガンが舞う

11月14日(現地時間)9時頃、民主運動組織の代表・周鋒鎖氏とそのチームは「打倒中共」と書かれた横断幕を、チャーター機でサンフランシスコの空に掲げた。
2023/11/15 李凌, 鳥飼聡

高智晟著『神とともに戦う』(51) 道義が私を突き動かした①

周成漢という子供も、鄒偉毅と同じように薬の過剰投与が招いた医療事故に遭い、同じように両耳の聴覚を失なった。そして、同じように私が裁判で弁護をしたが、この子は偉毅くんほど幸運
2023/11/15

高智晟著『神とともに戦う』(50) 障害児の無念を晴らすために⑤

道義が私を突き動かした 鄒偉毅くんの医療事故の案件は、私にとって生涯忘れえぬものとなった。当時、私は情熱を胸に、彼らのために身を粉にして努力した。そのことは、今思い出しても
2023/11/14

高智晟著『神とともに戦う』(49)障害児の無念を晴らすために④

相手は権力者だったので、この裁判の判決はなかなか下りなかった。春節(旧正月)の前、私は辛辣な言葉を添えたファックスを裁判所に送ったほか、原告の子供には200元を送金した。通
2023/11/11

米超党派組織、習近平氏に渡す「中国の政治犯リスト」作成 

中国の人権状況を監視する米議会の超党派組織「中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会」(CECC)の共同議長らは、中国の政治犯リストをバイデン大統領宛に送った。
2023/11/10 Frank Fang

高智晟著『神とともに戦う』(48) 障害児の無念を晴らすために③

その日、法廷の審理は7時間にも及んだ。昼の休廷の時、依頼人たちと一緒に食事に出ると、子供の祖母は「今日のお昼は私がごちそうしますよ。断らないでくださいね。それじゃあ、あまりに
2023/10/27

高智晟著『神とともに戦う』(47) 障害児の無念を晴らすために②

この案件を7月末に引き受けてから、私は電話で現地に指示を出し調査を始めた。こうした地道な調査で、合わせて13の証拠を入手した。11月3日、私は助手を連れて瀋陽に行き、そこから
2023/10/25

高智晟著『神とともに戦う』(46) 障害児の無念を晴らすために①

私の担当した案件の一部には、なかなか興味深いものがある。あるいはニュースとして話題性のあるものといってもよい。それらはどれも社会的弱者への無料裁判援助や、被害児童への無償法律
2023/10/24

高智晟著『神とともに戦う』(45)司法部の野蛮行為に対する反論③

北京市司法局の無法ぶりを数え上げればきりがない。例えば毎年、中央省庁(司法部)の支持の下、憲法や法律に露骨に反して、弁護士および弁護士事務所に対するいわゆる「検査」を行っている
2023/10/19

高智晟著『神とともに戦う』(44) 司法部の野蛮行為に対する反論②

この頃、司法部(訳注、日本の法務省に相当)と北京市の司法局は、常軌を逸したかのごとく私への個人攻撃を行っていた。これは全く正気の沙汰ではなかった。実際、彼らのやることなすこと、
2023/10/18

高智晟著『神とともに戦う』(43)司法部の野蛮行為に対する反論①

私はかつて、「政府が何もしないことこそ、人民にとって一番の善行である」と題する文章をつづった。実際、何もしないほうが政府にとっても良いことなのだ。何もしないならともかく、一旦何
2023/10/17

高智晟著『神とともに戦う』(42)弁護士の使命(9)

いかなる非常識な行為、あるいは憲法に反する行為に対して、中国の「憲法」は全く制約する力を有していない。したがって、現実の日常には違憲の悪例があふれかえっている。一昨年の初め、私
2023/10/12

高智晟著『神とともに戦う』(41)弁護士の使命(8)

法律を学ぶ者はもちろん、読者各位もよくご存知のように、憲法は法律の母として尊ばれている。これは国の規則であり、法律の法律であり、国家の政治秩序や法律秩序を安定させる基礎でもあ
2023/10/06

高智晟著『神とともに戦う』(40)弁護士の使命(7)

法律や法治を一種の目標として、意思や方法・信念の面で追求していっても危険がないのなら、それは喜ばしいことである。目標に通ずるその道のりに一歩踏み出せたら、気持ちが大いに奮い立
2023/10/04

高智晟著『神とともに戦う』(39)弁護士の使命(6)

3、弁護士使命の実践のために 弁護士はいかにして、自分の使命を実践するのか。ここで実際にまず向かい合わねばならない使命、それは「我々が直面する必要のある問題をきちんと理解す
2023/10/03

高智晟著『神とともに戦う』(38)弁護士の使命(5)

よく知られているように、弁護士が社会正義を実現する主なルートは、刑事事件における弁護である。しかしながら、中国では弁護士が右肩上がりで増える一方なのに対し、弁護士が関わる刑事事
2023/09/30

高智晟著『神とともに戦う』(37)弁護士の使命(4)

この原因は実に複雑を極める。制度について言えば、弁護士業が中国に導入されてよりこの方、弁護士が主流社会に入ったことなどないのである。真に法治を追求する国において、弁護士は、国
2023/09/29

高智晟著『神とともに戦う』(36)弁護士の使命(3)

訴訟を手がける弁護士として、これらはいずれも心に深く刻まれた思いである。例えば、かつて私が担当した「シリコン資産権をめぐる係争案」の一審で、私は大敗を喫した。これには、実に面
2023/09/28

高智晟著『神とともに戦う』(35)弁護士の使命(2)

公平および社会正義を守るという角度から言えば、刑事案件の弁護における弁護士の地位と役割は極めて突出している。訴訟は一般に、双方が争うという明確な特徴を備えているわけだが、この点
2023/09/27

高智晟著『神とともに戦う』(34) 弁護士の使命(1)

1.弁護士の使命とは何か 弁護士の使命には2種類あると思う。すなわち理論面の弁護士と現実に身を置く弁護士、それぞれの使命である。理論面の弁護士の使命とは、人権・憲政・法制・社
2023/09/26

高智晟著『神とともに戦う』(33) 孤独な者の孤独な夜⑦

訴訟にかかわる弁護士として、私の人生は苦しいものである。過去も現在も、そしてこれからもそれが変わることはないだろう。
2023/09/23

高智晟著『神とともに戦う』(32)孤独な者の孤独な夜⑥

形の上では「モラルの高い都市」へと発展を遂げた街――大連。だが、この地の裁判所が作り出した罪悪は書きつくせないほど多い。
2023/09/22

高智晟著『神とともに戦う』(31) 孤独な者の孤独な夜⑤

袁紅冰教授の文章には私も深い感銘を受けた。実はその2日ほど前、妻さえも「なぜあなたは国内でこれほどの名声があるのに、大企業から顧問弁護士の依頼が来ないの」と尋ねてきた。
2023/09/21

人権弁護士、中国で失踪6年 有識者「法律はないに等しい」

中国の人権弁護士・高智晟(こう・ちせい)氏が行方不明になってから6年が経った。米国に亡命した盲目の人権活動家・陳光誠氏は大紀元の取材で「中国共産党にとって、憲法も国際法もないに等しい」と指摘、「このような迫害は誰の身にも起こりうる」と警鐘を鳴らした。
2023/09/20 馬尚恩

高智晟著『神とともに戦う』(30) 孤独な者の孤独な夜④

一昨年(2006年)、中国人民銀行(訳注、中国の中央銀行に当たる)が資金洗浄防止条例を公布施行した。
2023/09/20

高智晟著『神とともに戦う』(29) 孤独な者の孤独な夜③

こんなこともあった。地方税務部門に勤める友人は私に、カシュガル地区麦盖堤県の国税局局長・蔡軍の話をしてくれた。
2023/09/16

高智晟著『神とともに戦う』(28) 孤独な者の孤独な夜②

法廷での審理が終わるとメディアは私に「この件に関して、全国の同業者に何かメッセージはないか」と尋ねた。私は同業者にこんな忠告を残した。「中国の弁護士が無恥と栄光の区別をはっき
2023/09/15

高智晟著『神とともに戦う』(27) 孤独な者の孤独な夜

友人が送ってくれた袁紅冰(北京大学法学部の元教授)氏の『高智晟弁護士の孤独』という文を読んだ時、私は涙をこらえられなかった。袁氏は、中国の弁護士全体に対して鋭い喝を入れた。す
2023/09/14

高智晟著『神とともに戦う』(26)中国の弁護士の悲哀②

中国の闇はあまりにも多すぎる。とりわけ制度によって公民が受ける被害は深刻だ。だが、これは断じて悲哀の全てではない。我々の悲哀とはすなわち、公式・非公式にかかわらず接した政府の職
2023/09/13