妨害する人へ「中国大使館が後ろ盾なら何も怖くない」は間違い

2017/05/08
更新: 2017/05/08

当記事は

(1)海外で中国共産党に従い悪事を働く者 捜査からは逃れられない
(2)捜査からは逃れられない 中国共産党の組織的な犯行
(3)海外の街頭で妨害活動する中国人は、すでにマークされている
以上3つの記事の続きです

この社説のあらすじ

中国共産党は対外統一戦線を浸透させるため、海外で、党が好まない団体や組織に対して、現地の法規を無視した誹謗中傷や暴力行為などで妨害活動を展開しています。これらの人々は、国際的機関および各国行政がすでに捜査対象としており、犯罪的な行為を行っていることを自認しなければなりません。


三、民主社会は共産党を毒蛇猛獣と見なす

 

中国共産党に追随して、中国領事館を後ろ盾にすれば、何の恐れもないと思う人がいるかもしれませんが、それは間違っています。海外に身を置いて、所在の国の法律に従わなければなりません。

人類の歴史はすでに中国共産党の悪性をよく見てきました。功労者を見捨てて、恩を忘れて、他人の利益を全く考慮しません。その上、共産党は民主社会ではずっと毒蛇や猛獣のように見なされています。

2009年9月13日、法輪功学習者は韓国安山市で「中国共産党脱退を応援する」パレードを行いました。数名の暴徒がパレードの参加者を殴って、「男女を問わず、法輪功であれば殴ってやる」、「中国大使館の支持があるので、私たちに恐れるものはない。韓国の警察も我々をどうしようもないぞ」と叫びました。韓国警察は数名の暴徒を逮捕して、中に中国籍の崔万吉被告と韓国に移住した崔春植被告は2010年に5月18日にそれぞれ8カ月と4カ月の懲役、2年執行猶予と判決されました。韓国法務部の関係者によると、彼らは中国に送還されるそうです。

2014年7月、習近平・国家主席のアルゼンチン来訪で、
法輪功学習者に対する威力行為で警察に連行される
在留中国人(明慧ネット)

 

2016年1月21日、米国イノリイ州ネイパービル市在住の中国系男性・Lu Lin氏は、アメリカ国籍を申請時に共産党員の身分、および中共情報部門との関係を隠したため、米国連邦政府に「違法的手段で公民の身分を取得した」罪名で起訴されました。

 

 

共産党組織加入者、移民として受け入れない米国

米国の帰化申請表(N-400)に、「かつてナチスまたは共産党組織に参加したことがないか」を尋ねる欄があります。また、かつて共産党組織に加入して、申請時に組織を脱退して5年未満の者は、移民申請を許可しない、と米国の移民法は決めています。

第2次世界大戦の前夜に、米国にドイツのナチス思想を宣伝する人が多く現れて、彼らは偽りの情報を放ち、民意をコントロールしていました。ナチス宣伝を取り締るため、1938年、外国グループと代理人が米国で「政治影響能力或いは準政治影響能力のある活動」を行うのを制約するため、米国国会は「外国代理人登録法(Foreign Agents Registration Act)」を制定しました。つまり、外国代理人は司法部国家安全局(National Security Division、略称NSD)所属の反スパイ部門(Counter espionage Section、略称CES)に登録しなければいけません。違反者は罰金若しくは監禁を処されます。

麦大志(Chi Mark)は「外国代理人登録法」を違反したために有罪を言い渡された有名なスパイです。麦氏は中国広東省に生まれて、1985年に帰化して米国公民になって、2008年、海軍の機密を盗み取る嫌疑でカリフォルニア州連邦裁判所に24年5カ月の有期懲役を判決されました。麦氏は地位も名誉も失って、支払った巨大な弁護士費用は中共からもらった報酬よりはるかに上回りました。最も皮肉なことに、中国共産党は麦氏事件との関連を一切否定しています。

米国で創立した中共のスパイ組織は、米国の「外国代理人登録法」に違反しています。中共に扇動されて米国で法輪功学習者を妨害する暴徒たちを、情報機関の調査と監視が待ち受けているのは当然です。

(つづく)中国共産党は中国ではない 党を愛することは国を愛することとは違う

(文・大紀元編集部/翻訳・陳櫻花)

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