ベネズエラ情報機関、国会副議長を拘束

2019/05/09
更新: 2019/05/09

[カラカス 8日 ロイター] – 政情混乱が続く南米ベネズエラで暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長は8日、エドガル・サンブラノ国会副議長の身柄が情報機関により拘束されたと発表した。

サンブラノ氏はツイッターに、ベネズエラの情報機関SEBINの職員がけん引トラックを使い、車ごと同氏を連行しようとしていると投稿した。

マドゥロ政権派の議員のみで構成する制憲議会は6日、サンブラノ氏を含む野党議員7人の不逮捕特権剥奪を決めた。

また、最高裁は議員らが陰謀や反逆の罪を犯したと非難している。

グアイド氏は先週、蜂起を呼び掛けたが、軍人の離反は小規模なものにとどまり、不発に終わった。マドゥロ氏はこれをクーデター未遂だとしている。

制憲議会のディオスダド・カベリョ議長は国営テレビ番組で「クーデター共謀者の1人が逮捕された」と述べた。

Reuters
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