[ソウル 12日 ロイター] – 北朝鮮が運営するウェブサイト「ネナラ」によると、同国は新憲法で金正恩朝鮮労働党委員長が務める国務委員会の委員長を「国家を代表する最高指導者」と「総司令官」と規定した。
専門家は、米国との平和条約締結に向けた動きではないかと指摘している。
これまでは最高人民会議常任委員長が国家の代表と規定されていた。
慶南大学校のキム・ドンヨプ教授は「金氏は北朝鮮の大統領となることを夢見ていた。事実上それが実現したといえる」と指摘。
韓国統一研究院のホン・ミン上級研究員は「金氏にとって、新憲法は平和条約の調印者としての地位を確立するチャンスとなる可能性が十分にある。北朝鮮が普通の国であるというイメージを醸成する狙いもあるかもしれない」と述べた。
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