6歳の女の子が学校をサボるための試み 大変なことに

「必要は発明の母である」とことわざにありますが、いやなことから逃れようとする子どもにとってはまさにその通りです。多くの子どもは長い時間布団の中にくるまって熱があるように見せたり、体温計をお湯につけて熱があると言ったりします。

今年の春のはじめに、イギリスに住む6歳のリリィスクーリーは、さらにハイレベルの試みをしました。それは学校でやっかいなスペルテストがあった時のことでした。困った彼女はユーチューブで「学校をサボる10の方法」を見ました。その中の一つに彼女は引き付けられました。

というのは、たまたま学校で流行っていた病気に関することだったからです。彼女に必要なものはある特別な道具で、それによって家で自由でいられるのです。

リリィは自分の部屋から1階におりてきて、宿題をするために赤のマジックが欲しいといいました。彼女の母親であるシャーロットスクーリーがデイリーメールに話したところによると、数分後にまた降りてきて腕を掻きながら、「ママ、少しかゆいし、ブツブツができたみたい。」と言いました。

学校で水疱瘡が流行っていたことは知っていたので、彼女の両親は症状をよく見ました。しかし明らかに水疱瘡ではありませんでした。「私と夫は笑いを我慢しながら、ばれていることを知られないようにしました。」とスクーリーは言いました。

両親は彼女のウソに付き合うことにして、母親は言いました。「まあ大変。10分もたたないうちに病気になったのね。病院に行かなければいけないわ。」彼女が2階に行って斑点をきれいにとって、もう治ったと言うのにこれだけで十分でした。

6歳の彼女に、ブツブツを書くためのマーカーが油性であったことまでは考えが回りませんでした。結局、学校に行かなければならないだけでなく、腕と足にブツブツが書かれた状態で保健室に行かなければなりませんでした。

彼女の母親がデイリーメールに言いました。「私たちはボツボツは本物でもなく、消せなかっただけだという手紙を添えて子どもを送りました。」

ブツブツについては家族中で何とか消そうとしたのですが、うまくいかなかったそうです。「私たちはボディーソープ、石鹸、お湯、ベビーオイル、アルコールで試しました。確かうまくいったのはヘアースプレーだったと思います。4日後でしたけど。」と母親のシャーロットは言いました。

それまでの間、町や学校の誰もがリリィが伝染病にかかったと思いました。シャーロットが言うには、「誰もが伝染病にかかっているように彼女を見ました。私たちは、そうではないと言わなければなりませんでした。」幸いなことに学校の先生たちは笑い飛ばしてくれ、学校をサボるためにこんな大胆なことをする子は初めてだと言ってくれました。

当のリリィですが、またユーチューブを見ています。家の猫をいかにドレスアップするかについて。でも、もう、いかに学校をサボるかについては見ていません。

(大紀元日本ウェブ編集部)