保健所から引き取られて笑顔が止まらないピットブル

2019年08月20日 05時32分

一部のピットブルが攻撃的なのは、犬種ではなくしつけが原因であることが研究によって明らかにされている。人間の家族が適切に世話をすれば、頭でっかちで毛が短いこの犬は、気の優しい友達になってくれるのだ。

残念ながら、彼らはその優しい性格にも関わらず、保健所や里親会では避けられる傾向にある。不当な評判のせいで、ピットブルはよく似た品種の犬と比べて約3倍もの長いあいだ保健所に留まることになる。

カリフォルニア州フレズノに住むピットブルの子犬、ミートボールがこの悪評を変えてくれるかもしれない。飼い主のリサ・ライリーさんは、2014年にミートボールを引き取って以来、インスタグラムに彼の満面の笑みの写真を投稿し続けている。こちらまでほほ笑んでしまうような写真の数々が、ピットブルに対する世間のイメージを変えようとしている。

ライリーさんは、フレズノ・ブリー・レスキューが投稿した写真を一目見た瞬間、ミートボールを引き取ろうと決意した。フレズノ・ブリー・レスキューはミートボールのようなブリー・ブリードと呼ばれる犬たちの汚名を払拭するために適切な訓練を施してくれる施設だ。人懐こい様子のミートボールを見たライリーさんは、すぐにこの子だとわかったという。

案の定、温厚なミートボールは引き取られるとすぐに満面の笑みを浮かべ、それ以来ずっとニコニコしている。喜びに満ちた彼の笑顔を見るうちに、ライリーさんは世界中の人たちにこの笑顔を共有しなければと心に決めた。世界は彼に夢中になり、2人のインスタグラムのフォロワー数は161,000人にのぼった。散歩をしていると人々に気づかれるほどの人気だ。

ピットブル救助センター・副センター長のシンシア・ポライトさんによれば、ピットブルの多くがミートボールのような笑顔を頻繁に見せる傾向があるという。これは遺伝によるもので、彼らの顔は他の犬種よりも丸いため、口を伸ばすとまるで間抜けな笑顔を浮かべているように見えるのだ。

「ほっぺたがとても大きいので、いつも笑っているみたいに見えるんです」とシンシアさんは語った。

それでも、ミートボールのキラキラ輝く瞳を見れば、彼の笑顔が偶然によるものではないことは一目瞭然だ。かわいいパジャマを着てホッケーチーム、サンノゼ・シャークスを応援するミートボールはいつでも注目の的だ。彼にはリカルド・タブスという名前の笑顔のかわいい兄弟もいる。

ミートボールの笑顔は、ライリーさんにとって世間の評判が誤解であることを示す決定的な証拠だ。彼女はこの笑顔がピットブルの優しさを世の中に広めようと活動している人々のサポートになると信じている。そしてたくさんのブリー・ブリード仲間たちが里親を見つける助けになることを願っている。

「きっとこの笑顔がピットブルに偏見を持っている人たちの心にも響いていると思います。彼はいつも喜びに満ちあふれているんです」とライリーさんは語った。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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