欧州都市部の大気汚染で2016年に40万人が早死に=EEA

2019/10/17
更新: 2019/10/17

[ブリュッセル 16日 ロイター] – 欧州環境機関(EEA)の16日の発表によると、最新の統計として公表されている2016年に欧州で大気汚染によって早死にした人は約40万人で、都市部住民はほぼ全員、健康的なレベルを超えた大気汚染にさらされている。

EEAはリポートで、「現時点で、大気汚染は人体の健康にとって最も重要な環境リスクとなっている」と指摘した。

リポートを作成したEEAの大気の質に関する専門家、アルベルト・ゴンサレス・オルティス氏は、欧州の都市における大気中の危険分子の濃度は低下しつつあるが、ペースは不十分と分析。「まだ欧州の基準に達しておらず、もちろん世界保健機関(WHO)の基準からは程遠い状況にある」と述べた。

Reuters
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