韓国ソウル近郊の物流施設で感染拡大、ソフトバンクG出資企業が運営

2020/06/01
更新: 2020/06/01

[ソウル 29日 ロイター] – 新型コロナウイルスの感染が再び拡大している韓国では、外出規制に伴うネット通販需要の増加に対応するため、首都ソウル近郊に3月に新設された物流センターで感染が広がっている。保健当局や元従業員からは、施設内の感染対策が十分でなかったとの指摘が出ている。

感染が拡大しているのは、ソフトバンクグループ<9984.T>が出資する電子商取引(EC)会社クーパンが運営している物流施設。約1週間で100人以上の感染が確認された。

韓国疾病予防管理局(KCDC)はこの施設での感染拡大について、5月上旬にソウルのナイトクラブやバーで発生した集団感染と関連しているようだとの見方を示している。

施設を24時間体制で稼働するために雇われた数千人の臨時従業員の間で感染が広がっているとみられる。

保健当局によると、マスクを着用していない従業員がいたほか、喫煙室や食堂などでソーシャルディスタンス(社会的距離)などの対策が取られていなかったもよう。感染防止のためのヘルメットやコンピューター機器などからもウイルスが検出されているという。

 

 

 

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

Reuters
関連特集: 国際