病気の時に食べてはいけない7種類の食べ物 コーヒーやトマトもリストに入っている

うっかり風邪をひいて、頭がフラフラして食欲がないとき、普段は何を食べていますか?甘いものや果物を少しでも食べると安心する人もいるかもしれませんが、栄養士は「必ずしも回復に役立つわけではない」と考えており、7種類の食べ物の摂取は控えた方が良いとしています。

病気療養中に避けるべき7種類の食べ物

1.精製された糖類
体調が悪いときは、アイスクリームなどの精製された砂糖を含む食品を避けます。このような甘いものは、爽やかではありますが、体内の炎症反応を高め、免疫系の白血球の効率を低下させてしまいます。

2.酒類
肌寒いときには、温かくて甘い酒を飲むと癒されるかもしれません。しかし『The Diet Detox』(食物療法によるデトックス)の著者である栄養学の専門家ブルック・アルパート氏(Brooke Alpert)は、病気療養中はアルコールを避けるべきだと言っています。

病気療養中に水をたくさん飲むと良いことは誰もが知っていますが、アルコールは体に脱水症状を起こさせ、回復にはつながりません。また、アルコールは抗ウイルス剤と反応し、胃や肝臓にダメージを与える可能性があります。

3.コーヒー
夜中に咳をしてよく眠れなかったので、日中にコーヒーを飲みたいと思いませんか?ただし、コーヒーは脱水を起こすこともあるので、回復期には飲む量を減らした方がいいでしょう。

カフェインには利尿作用があるので、平日は多少多めに飲んでも問題ありませんが、療養中の時期は水分補給を守ることが大切です。アルバート氏は、体調が悪いときには1日にせいぜい朝1杯のコーヒーしか飲まないそうで、特にコーヒーを本物の水分補給の代用にすることは避けるべきだと言っています。

風邪をひいているときは、体から水分が失われないように、コーヒーを飲む量を少なくするとよいでしょう。 
 

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4.酸味の強い食品
トマトスープ(トマティロ・スープ)やオレンジジュースなど、酸味のある自然食はビタミンを補給でき、害はありません。ただし、胃腸炎の方や、吐き気や嘔吐に悩まされている方は、これらの酸っぱい食べ物を避けた方が良いでしょう。栄養士のエリザベス・トラットナー博士(Dr. Elizabeth Trattner)は、嘔吐するとき、酸っぱいものは喉を傷めやすいと指摘しました。

5.缶詰類
缶詰には防腐剤が入っているだけでなく、塩分が多く含まれていたり、ナトリウム濃度が高かったりします。ドイツ循環器研究センター(German Center for Cardiovascular Research)が実施した研究では、ナトリウムが過剰になると、免疫細胞の働きが乱れ、炎症反応が増加する傾向があることが明らかになりました。だから、病気療養中は、自分で減塩料理を作ったほうがいいです。

6.乾いたもの、硬いもの
喉の痛みや咳があるときは、トーストやビスケットなどの乾燥した硬い食べ物を食べないほうがいいですね、喉の調子が悪くなりやすいですから。代わりに、卵やヨーグルト、オートミールなどの柔らかくて水分の多い食べ物が、喉の調子を良くしてくれます。
一方、多くのビスケットには果糖シロップや水素添加油が添加されており、これらはいずれも炎症反応を増加させる可能性があります。

7.揚げ物系ジャンクフード
ビスケットや缶詰はもはや患者には適していませんので、フライドポテトやハンバーガーなど、さらに「ジャンク」な食べ物は避けることが重要です。これらの揚げ物は、体内の炎症を悪化させやすくします。そのため、完全に回復するまでは油の多い食べ物は避けた方が良いでしょう。

病気療養中には、体内の炎症を高める傾向があるため、揚げ物は適していません。
 

(大紀元)

(翻訳・李明月)