米税関、人の毛髪を使った製品13トン押収 新疆での強制労働の疑い

米税関・国境警備局(CBP)は、ウイグル強制収容所での労働および強制労働に関わった疑いがあるとして、中国からの輸入品である人の毛髪を使ったかつらやウィッグなど13トンを押収した。推定価格は80万ドル(約8600万円)以上になるという。

CBP貿易部門のブレンダ・スミス事務局長補佐官は6月17日付の声明で、これらの毛髪製品の生産は深刻な人権侵害に当たるとし、押収命令を発令したと説明した。同局は輸入会社に対して、製造過程で強制労働が行われてない証拠を提出するよう求めている。

AP通信などによると、米当局は製品に使用された毛髪がウイグル族の女性から強制的に取られたと考えているという。

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