大脳の松果体 人類の第三の目か

【大紀元日本7月6日】大脳の中央に位置する松果体は、「第三の目」なのか・・・最新の動物の研究によると、松果体は光に反応することがわかっている。これまで科学者たちの間で定着していた「松果体は直接、光を感じることはできず、網膜の視細胞を介してしか感光できない」という認識を覆した。この特徴が人間にも当てはまるとするならば、古代から言われてきた他空間を見通すというこの万能の目が、存在するのかもしれない。

 松果体の特徴

人間の松果体は長さ5~8mm、幅3~5mmで赤灰色、楕円形で第三脳室の後上方の脳から突出している。松かさに似た形をしており、「上生体」とも呼ばれる。

08年、米メリーランド大学研究員の吉沢氏 (Masato Yoshizawa)は、メキシコの洞窟に棲息するブラインド・ケーブ・フィッシュ(Blind cave fish)が、光に反応すると発表した。この魚は暗闇で棲息するために目が退化しているのが特徴だが、同氏が水槽を洗っている時に、影に反応するのを偶然発見したという。この魚の目には光の受容体がなく、感光するのを松果体が助けていると結論付けた。

松果体は目の機能を備えており、直接光を感じることができるという説は、ますます多くの科学者たちに支持されている。松果体には光を変換・伝達する機能があるため、通路さえあれば、松果体は光を感じると提唱する科学者もいる。

古代から多くの人がその存在を信じ、謎を追及してきた「第三の目」。座禅、瞑想などによって開くと言われるこの目の正体が、今後更に明らかになるかもしれない。

(翻訳編集・李頁)