【大紀元日本8月13日】北京オリンピック開会式で、共産中国の五星紅旗がメイン会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に入る際、可愛らしい9歳の少女・林妙可さんが革命歌曲「歌唱祖国(祖国を歌う)」を歌い、多くの観客の心を掴んだ場面は、実際は別の7歳の少女が歌った歌を流した“口パク”だったことが、11日明らかとなった。
中国メディアの報道によると、開会式の音楽総監督・陳其鋼氏は10日、中国国内のラジオ放送局のインタビューで、開会式の歌声は林妙可さんのものではなく、北京市在住の7歳の少女の声であると明かした。
その後、同ニュースが中国各大メディアのウェブサイトで報道され、ネットユーザーらから当局に多くの批判が出ている。12日夜にはGoogleで検索できたこの話題の関連報道は、すでに削除されている。
 | | 「歌唱祖国」の歌声の持ち主・楊沛宜さん(7) | 陳氏の話によると、多くの観客を魅了した歌声の持ち主は北京市在住の楊沛宜さん(7)だが、彼女が開会式に登場しなかったのは容姿が理由で、国家の面子に関わるからだと説明した。この決定は、中央政治局高層の直接の介入だという。
開会式後、楊さんは中央テレビのインタビューを受け、オリンピックの舞台に上がれなかったことが残念ではないかとの質問に対して、「開会式に自分の声があっただけで十分」と答えた。
一方、歌を披露したことになっていた林妙可さんは、会場で流されていた曲が自分の歌ではないことさえ気づかなかったかもしれない。米CNNの報道によると、林妙可さんのお父さんは、開会式後のテレビのインタビューで、娘の歌声がいつもと違ったようだが、音声設備の関係だと考えていると話した。
開会式後、林妙可さんは「ニューヨークタイムズ」の一面も飾ったほどの人気を得ている。ネットユーザーの間でも「妙族」と称するファンが続出し、多くのマスコミが林さんの自宅に押し掛けた。
林妙可さんは数千人の応募者の中から選ばれ、開会式の総監督で著名な映画監督・張芸謀氏によって最終決定されたという。
張監督は、開会式後の記者会見で、「歌唱祖国」の歌はすべての演出の中でもっとも感動的な場面だったと、林妙可さんを褒めた。
今回の開会式を成功させるために、張監督は、歌の口パクだけでなく、ほかにも多くの偽造を行った。先日、開会式でテレビと会場のスクリーンに映し出された29発の北京上空に上がった足型花火の大作は、最後の一発を除き、全て本物ではなく、パソコンで製作されたものであったことが明らかになったばかりである。
(翻訳/編集=高遠)
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