発がん性牛乳 すでに市場で流通か=中国

【大紀元日本12月28日】中国当局が今年10月に行った乳製品の抜き取り検査で、最大手の中国蒙牛乳業が製造した牛乳に含まれる発がん性物質「アスペルギルス・フラーブスM1」は基準値の2.4倍に達することが分かった。このことが12月24日に公表されてから、蒙牛乳業は陳謝と同時に、問題の牛乳は出荷していないとの声明を発表した。これに対して、専門家は2カ月遅れの発表を疑問視し、製品は既に市場に出回っていると懸念する。

乳製品の抜き取り検査に関わった経験の持つ李凡(仮名)教授は本紙の取材に対して、牛乳に含有されるアスペルギルス・フラーブスM1は人為的に添加したものではなくて、牛の飼料に由来するのだと説明した。落花生やくるみ、大豆の中には同物質が含まれており、特にカビが生えたものに含量が高くなるという。乳牛がそのような飼料を食べると、生乳に含まれるアスペルギルス・フラーブスM1も必然的に高くなり、基準値を超えてしまうと強調した。

本来、生乳のアスペルギルス・フラーブスM1が安全基準値を超えるものは生産、加工、流通を行ってはならないが、蒙牛乳業のものは基準値の2.4倍、長富牛乳が1.8倍になっていることから、生乳の仕入れ時と加工時に検査測定を行っていなかったことが浮き彫りになった。同発がん物質は加熱滅菌方法では死滅できないと教授は強調した。

蒙牛乳業の声明を疑問視する人も多い。四川省楽山の業界関係者は、10月18日製造の製品が出荷していないというメーカーの説明は受け入れられないと話した。李凡教授も、当局が全国各地で販売されている蒙牛乳業と長富牛乳の製品をさらに抜き取り検査し、その結果を公にするべきだと主張した。

(翻訳編集・余靜)