集中力を高める5つの時間管理術

今日、ほとんどの企業はテクノロジーと切っても切れない関係にありますが、テクノロジー製品が邪魔になることもあります。「誰もがテクノロジーから離れられないのだから、自分を批判する必要はない」という意見もあります。しかし、テクノロジー製品が近くにあるからといって、自分自身を大切にできないわけではないことを忘れてはいけません。

では、邪魔が入らないように時間を管理するにはどうしたらよいのでしょうか。テクノロジー製品から離れたくないですか?
ここでは、集中力と生産性を高めるための5つの時間管理術を紹介します。

1.技術に飲み込まれないために

技術的なデバイスは、なぜ私達の気を散らせるのでしょうか? それはそのマルチタスク技術が人々を誘惑して仕事から離れさせてしまうからです。

何時間も頑張って働いて少し疲れ、インスタグラムを見たら、どうでしょうか。1秒が1時間になってしまいますね。それは「気が散る」からではなく、「休みたい」からである場合が多いのです。

例えば、1日の終わりに仕事の連絡経路を断つ、職場と休憩場所を分けるなど、テクノロジーの誘惑を避ける方法はたくさんあります。何より大切なのは、仕事が一段落したらリラックスすることです。そうすると、リフレッシュして爽快な気分で職場に戻り、集中力を高めることができます。

2.すべてにおいてタイマーを使用する

仕事内容はそれぞれ異なり、かかる時間も異なります。しかし、タイマーを使って制限時間を決めてから作業をすればどうでしょうか? 心理的な効果もあり、その時間だけ集中せざるを得なくなるのです。

タイマーが切れたら、仕事を終えて休憩に入る。信じられないかもしれませんが、タイマーをセットすると、仕事が終わるかどうかにかかわらず、集中できます。時間が来たら作業を中断しなければならないため、より早く、より集中して作業できるようになります。

例えば、当日中に書かなければならない小論文があり、どれくらい時間がかかるかわかりません。こういう状況は怖くて避けたいところです。しかし、ギリギリまで先延ばしにするのではなく、1時間のタイマーをセットして心を落ち着かせ、何も考えず、ただ書くことに集中しましょう。時間制限を設けると、物事が簡単になり、集中しやすくなることがわかります。

3.集中できる環境を整える

タイマーを使うだけでなく、職場環境を改善することも有効で、小さな変化でも効果が期待できます。例えば、常に手に触れている机上のペンを移動させたり、電子機器をすべて見えないところに移動させたりするのです。

前項で述べたように、自宅で執筆する場合、環境を整えるには、電子機器の電源を切る、楽な服装をする、お茶を入れる、ノイズキャンセリングヘッドホンをする、パソコン上で仕事に関係のないウィンドウを消す、などの方法があります。

4.雑念を排除する

このテーマに関する記事をいくつか読み、何があなたの気を散らしているのか考えてみてください。注意力散漫は人によって異なりますが、自分が思っている以上に影響を受けているものや、習慣になっているものがあるかもしれません。じっくりと腰を据えて、気を散らすものをすべて記録し、それらを排除するようにしましょう。

もしかしたら気が散るものは、壁の飾りや窓から差し込む光など、目に見えるものかもしれません。ただおそらく、最もあなたの気を散らすのは自分の感情でしょう。一息ついて、マインドフルネスや瞑想を実践するとよいでしょう。不思議に思えることでも、心を集中させるためにできることなら、何でもやってみることです。

5.自分なりの時間管理法を見つける

タイムマネジメントの第一の目的は、生産性を向上させることです。他人の方法を学ぶのは簡単ですが、自分に合ったものではないため、なかなか定着しないことがあります。自分に合った方法は、仕事に戻ったときに集中できるように、わざと気をそらすなど、人により正反対なものになることもあります。要するに、タイムマネジメントの目標を達成するために役立つことなら何でもやればいいのです。

目標は「時間を節約すること」であり、「時間節約方法を実践すること」ではないことを忘れないでください。役に立たないいわゆる一般論を試し続けていると、窮地に追い込まれるかもしれません。どんな方法も一長一短があるのです。では、どのように時間を管理するのでしょうか。ただ座って、周りを見渡し、どこに問題があるのかを確認し、そして必要なことをするのです。

(翻訳:里見雨禾)