古代にも宇宙人が?

UFOのような物体が描かれたルネサンス期の絵

あなたはUFOの存在を信じますか?記者は一度だけ見たことがあります。夜道を歩いていると、白くて丸い発行体が大量に空に現れ、円を描きながら行ったり来たりしていました。スマホを持っていたら録画できたのに…と悔しく思いながら、その場に立ちつくしていたのを覚えています。

さて、写真もビデオもなかったヨーロッパ中世期。人々は「未知との遭遇」を絵に描いて伝えています。

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15世紀にドメニコ・ギルランダイオが描いた「聖母マリアとサン・ジョバンニ」(Wikimedia Commons)

15世紀、ルネサンス期の画家ドメニコ・ギルランダイオが描いた「聖母マリアとサン・ジョバンニ」。聖母マリアとイエス・キリストの後方には、光り輝く物体を手をかざして見上げる人物とそれに向かって吠えているように見える犬が小さく描かれている。宇宙船のようなその物体は、現代版のUFOのように光を発しているように見える。この絵はイタリア・フィレンツェにあるヴェッキオ宮殿に展示されている。

 

ルネサンス初期の画家カルロ・クリヴェッリが1486に描いた「受胎告知」の絵の一部 (Wikimedia Commons)

ルネサンス初期の画家カルロ・クリヴェッリが描いた「受胎告知」。雲の中に浮かぶ円形の物体から発したレーザービームのような光が、聖マリアに照らされている。この絵は現在、ロンドン・ナショナルギャラリーに保存されている。

 

14世紀に描かれたキリストの磔刑(Wikimedia Commons)

コソボにあるセルビア正教会・デチャニ修道院にある「キリストの磔刑(たっけい)(Wikimedia Commons)」。14世紀に描かれたこの宗教画の上部には、丸い物体に乗る人物が描かれている。これは太陽と月を擬人化したものだと主張する専門家もいるが、飛行機を操縦するパイロットに見えなくもない。少なくとも、他の宗教画によく見られるような、羽のある天使とは趣が違うようだ。

 

絵画には空飛ぶ物体に乗る人物の姿がある(Wikimedia Commons)

(文・郭丹丹)