THE EPOCH TIMES
米研究

成功した子どもの親が持つ10の共通点

2016年02月25日 07時00分

 アメリカでは最近、心理学の研究から、子ども自身の人間性の形成に家庭教育の在り方が重要なカギを握っており、その後の人生を大きく左右するという考え方がある。アメリカのビジネス・ウェブサイト「Business Insider」は、ここ数年間の研究に基づいて、成功した子どもたちの親が持つ10の共通点をまとめた。

1、子どもに家事を手伝わせる

 スタンフォード大学に勤務し、「How to Raise an Adult」の著者でもあるジュリー・リスコット・ヘームズ(Julie Lythcott-Haims)氏は、「ゴミ捨てや洗濯といった家事を通して、子どもは生活とは何かを理解していく」「小さいときから家事の手伝いをすることは豊かな同情心を育むことにつながる。気乗りしないことに根気強く取り組むという経験は、子どもに優れた協調性を植え付け、責任感の強い大人に成長させる」と話している。

2、子どもを多くの人と交流させる

 ペンシルべニア州立大学とデューク大学の研究チームは、アメリカ各地で700人ほどの幼稚園児を対象に20年以上に及ぶ追跡調査を行った。データによると、幼少期のコミュニケーション能力と25歳になったときの暮らしぶりには深いつながりがあることが分かった。

 つまり、協調性があり、他人の気持ちを理解して助け合うことができ、かつ人間関係などにおけるトラブルを自分で解決できる子どもは、後に大学の学位を獲得し、安定した仕事につける可能性が高くなる。一方、人付き合いが苦手だった子どもは、非行に走ったり、違法行為を行ったり、アルコール依存に陥ったりし、または低収入である確率が高くなるという研究結果を発表した。 

3、子供に強く期待する

 カリフォルニア大学研究チームのニール・ハルフォン(Neal Halfon)教授らは、2001年に生まれた6600人の子どもを対象に全国規模の調査を行った。それによれば、親の子どもへの期待が子どもの将来にとても大きな影響を及ぼすという。「たとえ収入に限りがあっても、子どもが大学進学することに対して親が期待をかけると、それを実現する手助けとなる」と教授が述べた。

 また、学校で成績や生活態度の良い子どものおよそ96%が親から大学進学の期待をかけられていたのに対し、そうでない子どもは57%に止まったという調査結果が出ている。つまり、期待されている子どもほど成績が伸び、生活態度にも改善がみられるという。

4、良好な夫婦関係を保つ

 どのような家族構成であっても、争いの絶えない両親のもとで育った子どもは、将来性が狭まる傾向にある。イリノイ大学の人と地域開発学部のロバート・ヒューズ(Robert Hughes Jr.)教授は、たとえ片親であっても仲睦まじい家庭に育った子どもは、喧嘩の絶えない両親のいる家庭の子どもより充実した人生を送れると述べた。また、両親の離婚後に親権を認められなかった父親が、母親と敵対せず、子どもとも今まで通りに接していれば、子どもは健全に成長することができると示した。

5、母親の学歴が高い

 アメリカ・ミシガン大学の心理学者、サンドラ・タン(Sandra Tang)氏が2014年に行った研究で、高校または大学を出ている母親は、その多くが子どもにも同等の学歴であることを望むことが分かった。また、1998年~2007年に幼稚園児14000人を対象とした調査では、母親が未成年(18歳以下)で出産した子どものほとんどが高校を卒業できず、大学にも行っていないというデータが出ている。親の学歴への考え方が子どもの学歴を左右するようだ。

 また、ボーリング・グリーン州立大学の心理学者、エリック・デュボー(Eric Dubow)氏が2009年に発表した研究報告では、ニューヨーク州の都市郊外部における856人を対象とした長期追跡調査において、子どもが8歳の時の両親の学力が、子どもの学歴のみにとどまらず、40年後の人生にも影響を与えると報告している。

(次ページへつづく)

関連キーワード
LINE NEWSに『中国の今を伝える 大紀元時報』を登録する方法
^