THE EPOCH TIMES

ある才女に起きた命の奇跡

2018年02月20日 07時00分

中国東北師範大学の教師だった王暉蓮さんは、修士号を取得後、同大の教員になりました。博士課程への進学を計画するなど、将来に夢を膨らませるばかり。誰もが羨む順風満帆な人生を歩んでいた彼女でしたが、ある日、夢はばたりと閉ざされてしまいました。
 

突如の病

 1997年、博士号の入学試験のため北京に出発しようとした10日ほど前、突然体の変調を感じました。その時、彼女はただの熱だと思ったので、気にも止めなかったのです。

 直後、膝が痛み始め、そしてだんだん痛みが足まで広がり、壁伝いに歩くのも困難なほど病は悪化しました。特に、階段を上るのは大変でした。病院へ検査に行ったら、病状が深刻で即入院を言い渡されました。

 入院後、「急性リウマチ熱」と診断されました。深刻な病状のため、主治医は彼女にホルモン剤の投与を開始しました。

 服薬後、症状が少し緩和し、足の痛みも軽減しました。膝の腫れが徐々に引き始めました。彼女は「博士試験のために北京へ行きたいので、薬だけ処方してもらえませんか」と主治医に尋ねました。「命と学位は、どっちが重要?」という医師の返事に、彼女はやっと病の深刻さに気づいたのです。

 悪夢の毎日

 その時、彼女は主治医のアドバイスに従って、1日6錠のホルモン剤を服用していました。主治医は、ホルモン剤の投与で病気が一時的に安定し、体力が回復したら、ホルモン剤を少しずつ減らしていこうと考えていたようです。

 しかし、ホルモン剤が6錠から2錠に減らされると、病気が再発してしまい、症状は前より深刻になりました。

 彼女は日常生活を自由に過ごすことができなくなりました。自力で食事も着替えもできず、ベッドから立ち上がることもできなくなりました。特にトイレに行くのも介助が必要です。病魔に苛まれた彼女は毎日悲しみに明け暮れていました。

 病状を抑えるため、医師はホルモン剤を毎日6錠から8錠に増やしました。ホルモン剤の副作用で、顔が腫れて、「満月のような顔」になりました。顔にニキビが吹き出て、かつて青春を謳歌していた王暉蓮さんの姿はもうどこにもありません。家族からも笑顔がなくなりました。

 彼女は主治医の助言に従い、ホルモン剤だけではなく、漢方薬も服用しています。漢方薬は苦いだけでなく、ムカデ、サソリも使われていて、吐き気を催す強烈な臭いを放っています。「毒を以て毒を制す」と主治医が言います。

 しかし約半年後、再びホルモン剤を8錠から2錠に減らした時、症状はさらに悪化しました。体はボロボロで、病に打ち勝つという精神力も失いました。彼女は絶望のどん底に突き落とされました。
 

修士号を取得し、将来に夢を膨らませていた王暉蓮さん。(本人提供)


『轉法輪』を読んだ奇跡

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