流行語で読み取る激変の中国(27)

【大紀元日本3月10日】新興国であれば、社会問題が多少あっても異常ではないと思われる。しかし、中国の国民からすれば、今の中国で起きている数々の混乱現象は、必ずしも社会の進展に伴う自然的なものではなく、人為によるものと見なしている。

「人治の国」と言われる中国では、法則より人脈やルートが優先され、能力や業績より官位が絶対的なものである。法律より法官の個人意志が絶対的であり、特権をもつ警察の公務執行は治安を維持するよりも社会を混乱させてしまう。横領や賄賂が普遍化し、風俗産業が蔓延しているなど、今の中国ではさまざまな混乱現象が見られ、かつ日増しに深刻化している。

順口流「当代の八つの混乱」はこういった混乱現象を批判するものである。

原語: 

≪当代八乱≫

大棚把季節搞乱了;

関係把程序搞乱了。

級別把能力搞乱了;

法官把法律搞乱了。

公安把治安搞乱了;

銀子把官場搞乱了。

事故把交通搞乱了;

小姐把輩份搞乱了。

日本語訳:

≪当代の八つの乱≫

ビニールハウスは季節を混乱させた。

人間の関係は順序を混乱させた。

官僚の等級は能力を混乱させた。

法官は法律を混乱させた。

警察は治安を混乱させた。

金銭は官僚社会を混乱させた。