THE EPOCH TIMES

「三鹿」粉ミルクの有毒物質混入、人為的なもの=中国衛生部部長

2008年09月15日 08時13分
 【大紀元日本9月15日】中国衛生部部長・高強氏はこのほど、各地で数百件の乳児腎臓結石を引き起こしている「三鹿」の粉ミルクに含まれる化学物質が人為的に加えられたものと発表した。

 *腎臓結石を患う乳児=甘粛省

 合わせて432人の乳幼児がこの粉ミルクが原因で結石を患い、乳児1人が死亡した。

 中国国務院新聞弁公室は、初期調査で「一部」の三鹿銘柄の粉ミルク中にメラミンが含まれていたのは、粉ミルクをかさ増しするために人為的に加えられたものであると伝えている。

 今年、恐らく数百人を超す乳児がすでに三鹿の粉ミルクを飲んだ後、泌尿器に結石ができ、病院で治療を受けたものとみられている。

 中国メディアによると、今年3月にはすでに中国品質検査総局のサイト上で三鹿粉ミルク問題が取り上げられ、先月初めに三鹿公司は粉ミルク問題を認めたという。

 この問題は五輪前にすでに発生していたが、中国当局が五輪期間に食品の安全性問題を取り上げられるのを恐れ、圧力をかけて隠ぺいしていたのではないかという声も、中国国外の報道関係者からは上がっている。

 メラミンは有機化学製品生産工場で生産されるもので、粘着剤として用いられている。

 昨年、中国の2つの会社が米国に向けて輸出した植物性たんぱく質にこのメラミンが添加されていたため、米国のペットフードが汚染され、犬や猫が4千匹以上死亡している。

 ヒトや動物が長期にわたりメラミンを摂取し続けていると生殖器と泌尿器に障害が出る。メラミンはその比較的強い粘性によりシュウ酸、タンニン酸やカルシウムなどの結石を形成し蓄積させるので腎臓、輸尿管や膀胱に結石ができ、さらには膀胱がんを誘発する可能性もあるという。

 
(翻訳・坂本)


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