韓国警察殺傷事件、ソウルで抗議集会 中国は「逆切れ」か

2011/12/14 10:07
【大紀元日本12月14日】韓国の海洋警察官が不法操業の中国漁船員に殺傷された事件で、ソウル市内の中国大使館前で13日、約300人が集結し、中国政府に謝罪を要求した。

 午後2時に中国大使館前に集まった抗議者らは花束を持ち、死亡した警察官へ哀悼の意を示した一方、警察官を殺害した中国漁船員に厳しい刑罰を与えるよう求めた。さらに中国政府の対応を厳しく糾弾した。

 参加者の一部が車で、同大使館前で
警察車両に突っ込む抗議者の車両(全宇/大紀元)

警備に当たる韓国機動隊の車両に突っ込み、周辺が一時騒然となった。また、一部の抗議者が大使館に突入しようとしたが、韓国の警官隊に阻止された。

 近年、黄海の韓国の排他的経済水域における中国漁船の違法操業は急激に増えている。今年、韓国が拿捕した中国漁船はすでに472隻に上り、昨年の330隻(13日付産経ニュース)を大きく上回っている。韓国政府は昨年11月以来、7回にわたって中国当局に調査への協力を求めたが、中国当局は、「許可証のない漁船は追跡が難しい」との理由で違法操業の自国漁船に対して「黙認」ともとれる不作為を貫いた。

 一方の中国で、今回の事件をめぐって
中国大使館前の抗議者たち(全宇/大紀元)

「逆切れ」の気配を見せている。12日、北京で記者会見した中国外務省の劉為民報道官は、中国政府は漁船管理にすでに尽力したと強調し、「われわれは韓国側が中国漁民の合法的権益を十分に保障し、人道主義に基づき対応するよう希望する」と被害者であるかのように答弁した。

 中国国内メディアも「韓国海上警察官刺殺 中国漁民だけの問題か」(華声在線)との投稿を掲載し、「自己防衛がたまたま意外な結末となった」と開き直った態度を示した。また、軍事情報サイト・強国網では、「中国漁民が韓国海上警察官殺害への6つの疑問」と題する投稿を掲載し、「本当に韓国の排他的経済水域だったのか」「漁船員のケガはなぜ言わないのか」などと、韓国メディアへの不信感をあらわにした。人民日報傘下の環球時報も「韓国メディアが過熱報道」と逆襲している。 

 (記者・文龍/翻訳編集・張凛音)
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