華為プロジェクトに関与の米研究員の変死 星当局が審理開始

2013年05月14日 12時40分
  華為技術・Huawei (Getty Images)

【大紀元日本5月14日】スパイ活動の技術提供が疑われている中国の華為技術(Huawei、ファーウェイ)のハイテク情報研究に関与していた研究員の死因について、シンガポール当局による審理が14日、始まった。公聴会に出席した遺族は、この技術者が米国家安全に害を及ぼすプロジェクトに係わっていたため殺害されたと発言した。

 調査対象は米国人ハイテク技術研究員シェーン・トッド氏(31)。2012年6月、アパートで首をつり死亡しているのが見つかった。当時、警察は自殺と見なしていた。

 しかし、トッド氏の両親は、同氏の死に不審な点が多いことから、国際的にスパイ活動関与が疑われている中国企業の機密プロジェクトに係わったため殺されたと考えているという。

 家族らの訴えによると、現場を確認した恋人は「警察が発表した調書と現場の状況は食い違っている」と述べているという。また当時、トッド氏は荷物の整理や家具の売却準備を進めており、米国へ帰国する準備を整えいた。家族は、帰国直前に自殺するのは考えられないなどと証言した。

 両親の強い希望を受けて、シンガポール警察は、米国連邦捜査局(FBI)に死因の調査協力を要請した。米国から来た検死医は、他殺の可能性を指摘した。

 トッド氏は2010年11月、就職先のシンガポール科学技術研究庁に到着。まもなく同庁と中国IT大手ファーウェイの共同研究プロジェクトに参加。レーダーと衛星通信に使われる堅い半導体材料の研究というハイテク技術に係わった。昨年5月に退職した。

 審理は今月28日まで続き、結果は6月下旬までに出される。焦点は、死因が何であったかに絞られる。

 米下院諜報委員会は昨年10月、ファーウェイおよび中国ZTEの製品は米国の安全保障を脅かす可能性があるとする調査報告書を発表。同委員会は、携帯通信事業者各社に対し、両社との取引をやめるよう勧告していた。

(翻訳編集・佐渡 道世)


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