駐米中国領事館、神韻芸術クリスマス公演妨害=米州議員が誹謗中傷の書状を公開

【大紀元日本12月22日】米国ニューヨーク議員マイケル・ベンジャミン氏(Michael Benjamin)が12月18日、中国領事館からの法輪功を攻撃する内容の書状を受け取った。同領事館は、同議員に対し、「米中関係」を持ち上げ、現在ブロードウエイで上演されている中国伝統文化の公演「神韻芸術・ホリデー・ワンダーズ」を支持しないよう迫った。同議員は、誹謗中傷と恫喝まがいのこの書状を公開することにした。

ベンジャミン議員は12月19日に大紀元の取材を受け、この書状を公にしたのは、全世界の人々に中国共産党の素顔を知ってもらうためであるとし、「中国当局は、個人の思想・信条の自由がなく、宗教まで弾圧し、キリスト教までが邪教とされている。しかし、中国共産党こそが本物の最大の邪教である」「この書状は中国共産党の恥である。その邪悪な本性がさらに実証された」と非難した。

2006年4月13日、ニューヨーク州の「傑出女性表彰会」で、新唐人テレビ芸術部の李維娜・主任(左)に表彰状を手渡したベンジャミン議員(大紀元)

同議員は2年前に、新唐人テレビ局(NTDTV)が主催する中国伝統文化の公演を鑑賞した。「本当に素晴らしい公演だ。優美の音楽と踊りなどは中国の伝統文化と歴史を反映、中国の伝統の美徳も表現している」と評価、夫人は、この誹謗中傷の書状を受け取ったことで、公演を鑑賞する決心がますます固まったことを話してくれた。

中国伝統文化を世界に発信するこの公演について、中国共産党がどうして妨害するのか。ベンジャミン議員は以下のように分析した。

中国共産党は長い間、自由、民主を圧制し、中国伝統文化を破壊、中国人に共産党文化を押し付け、洗脳し続けた。中国人が伝統文化に回帰すれば、伝統の道徳理念を重んじるようになる。自由を求め、自立する精神が芽生えてゆき、新たな思想と革新を求めようとする。これは中国共産党が最も恐れていることだ。

新唐人テレビのスポークスマンは、「同テレビ局は純真、純善、純美の中国伝統文化を後世に伝え、中国国民に染みこんだ中国共産党文化を取り除こうとしている。このことは中国共産党が強く恐れていることだ」と述べ、中国当局による度重なる妨害は逆効果であると指摘した。多くの人々は当局の詐欺宣伝を知った後、むしろ真相を確かめようと新唐人の公演を積極的に鑑賞するという。

(記者・辛霏、翻訳・叶子)