中共中央政府官員、ロサンゼルスにて新唐人TV主催の新年祭を観賞

【大紀元日本1月23日】新唐人TV主催の「世界華人新年祝賀祭」は、1月18日から20日までロサンゼルス最大の劇場ノッキイア(Nokia Theatre)劇場で、盛大に4公演を行った。神韻ニューヨーク芸術団が担当するこの巡回公演は、中国古典芸術や伝統文化の真髄を現し、西洋・東洋人の観客たちから広く高評されている。

ある中共中央政府の官員は18日夜、ロサンゼルスでの初公演を観賞したが、19日夜、この官員はふたたび第3回の演出を観賞した。演出中の休憩時と終演後、この官員は現場で大紀元記者のインタビューを受けた。この官員は自分の氏名を披露したが、それを公開しないようと要求した。次はインタビューの内容である。

記者:「この演出について、どうお考えですか」。

官員:「非常にすばらしいです。この演出は、主に文化の内包を現しているのであって、決して他のものではありません。だから、非常にすばらしいと思います。すなわち、この演出は多々な功能性を帯びなく、中国伝統文化を示す以外に多々な他の功能性を帯びていないということです。非常にすばらしいと思います。このような純粋なる文化的な賞美は近年来、とりわけ中国ではまれに見られません」。

記者:「演出の水準について、どうお考えですか」。

官員:「非常にハイレベルだと思います」。

記者:「アメリカで巡回公演を行うことは、われわれ中華文化に対し何かの影響を与えるとお考えですか」。

官員:「必ずや積極的な影響を与えることになります。きっとそうなります。あなた達は中華文化の伝播や中華文化の発揚に、推進的な役割を果たし、また啓蒙教育の役割も果たしています」。

記者:「この演出は、大陸のとどこが異なるとお考えですか」。

官員:「最大な相違点は、大陸の演出は功能性がはなはだ強いです。先ほど言及しましたが、この演出から多々な功能性があると感じません。これが最大な相違点です」。

記者:「伝統文化や古典芸術の表現上において、何か異なるところがあるとお考えですか」。

官員:「わたしは、芸術家ではありませんので、ただ感想しか述べられません。この舞踊は非常にレベルが高いです。これが明確に感じられますね」。

記者:「演目の中で、どれがもっともお好きですか」。

官員:「舞踊『水袖』や、また昨日の最初の、波のような演目が好きです」。

記者:「その他に、何かこれまでご覧になったものと異なるものはありませんか」。

官員:「まず、雰囲気は不同です。われわれはここで伝統文化をできるだけ現そうとするのであって、努めてある種の観念を示そうとするのではありません。これは私が明確に感じられるものです。中には、一つ二つの真相などの外、他の多くは他人にある理念を伝えようとするものではなく、文化そのものを現すものと思います。今後、もしこういった方向に向けて進めていただければ、よりすばらしくなれるかと考えています」。

記者に尋ねられ、この官員は自分の氏名を披露したが、ただしそれを公開しないでほしいと言った。この官員は次のように言った。

「今はちょっと都合が悪いです。私はまた帰国しなければならないですから。わたしは大陸の政府官員ですから」。

記者:「御宅は省級の官員ですか、それとも市級の官員ですか」。

官員:「わたしは中央の官員です」。

終演後、記者はまたこの官員にインタビューした。

記者:「新唐人TV主催の新年祭が米国を始め、世界巡回公演を行っていますが、これは現代の中国文化に対し衝撃を与え得るかどうかについて、どうお考えですか」。

官員:「これは漸次的に変化していくものと思います。このように続けてやっていけば、最終的には必ず多大な衝撃を与えることになると思います」。

記者:「新唐人TV主催の新年祭について、また何かのコメントがおありですか」。

官員:「非常にすばらしいと思います。全般的に言えば、演目のいずれも真新しい創作で、人々に対する震撼力があり、人々の心を震撼しています。同時に、邪念の持ち主に対して、抑止力を持っているのですね。これはわたしの些かの感想です」。

記者はこの機会を借りて、中国の政治制度の改革や共産党脱党の問題や、また法輪功問題等についても、この中央政府官員にインタビューした。諸問題に対し、この官員は一々と自分の考えを述べた。ただし、この官員は、この部分の内容は危機に見舞われている中国の政局にかかわっているので、当分、公開報道しないようと要求した。

インタビューする中で、記者は、この官員が胡錦涛国家主席と温家宝総理と緊密な関係をもっていることを知った。この官員の身分にかかわることなので、ここで公表しかねる。

今、海外で新唐人TV主催の新年祭に対し、中共駐各国各地の大使館・領事館はさまざまに邪魔しているが、これは、法輪功への迫害で血腥い罪悪を背負っている江沢民、曾慶紅勢力が駐外国大使館を操ってやっていることで、目下、中央の外交主導権が胡錦涛国家主席と江沢民との闘争の主戦場となっている、ということである。

今の時期に、中共中央政府の官員がロサンゼロスに来て新年祭を観賞し、かつ堂々と公の場で大紀元のインタビューを受けた。こういった未曾有の姿態は今後、きっと各方面から高く注目されるに違いない。

(記者・王宇心、翻訳・小林)