【漢詩】清明詩

【大紀元日本4月5日】

清明詩
作・蘭溪

清明時節雨紛紛  清明の時節に雨がしとどに降り
中原奧運添新墳  中原の五輪に墳墓が添えられる 
國人覺醒勇三退  国民は覚醒して勇敢にも三退し 
紅魔嚇舉屠刀淚  紅魔は驚き屠刀を振り上げ涙す。

清明時節風瀟瀟  清明の時節には風が瀟瀟と吹き
山谷神樂聲聲叫  山谷には神々の音楽が木魂する 
藏人崛起世人隨  蔵人(チベット人)は立ち上がり世人は随い
留取正氣照雲霄  正気を取り留め大空を照らす。

清明時節雷鳴響  清明の時節には雷鳴が轟き渡り
神韻巡迴魔難擋  神韻が巡迴して魔難は頓挫する 
正義永留宇宙間  正義が永しえに宇宙間に留まり 
善惡有報眾生笑  善悪に報いが有り衆生は笑う。

唐・杜牧に「清明」と題する詩があり、上の詩の第1句はそこからとったもの。

清明
作・杜牧

清明時節雨紛紛 清明の時節に、雨がしとどに降る
路上行人欲断魂 この雨に、道行く人は深く悲しい思いになる
借問酒家何処有 「酒屋はどこにあるか」と尋ねると
牧童遥指杏花村 牧童が遥かに杏の花の咲く村を指差す

(訳・太源)