“ナックル姫”、関西独立リーグで三振デビュー

【大紀元日本3月28日】 “ナックル姫”で国民的人気を博しつつある、日本初の女子プロ野球選手、吉田えり投手(17)が27日、大阪市内の京セラドーム大阪で行われた関西独立リーグの開幕戦で、9回裏に登板した。この日は得意のナックルボールが決まらず、先頭打者には四球を与えたものの、二人目は97キロの直球で空振り三振を奪い、デビューを飾った。

関西独立リーグの開幕戦となった、吉田えり投手が所属する神戸9クルーズと大阪ゴールドビリケーンズの試合には、府民など近郊の観客1万1592人が集まり、結果は神戸が大阪に5-0で勝利、9回に吉田投手が登板するとスタンドからは「えりちゃ~ん!」などの愛称で多くの声援が飛んだ。

吉田投手は、幼少の頃よりプロ野球選手になるのが夢で、父の勇さんからナックルボールの習得を薦められ、中学三年生の頃から精進、昨年日本人の女子として初めて関西独立リーグの神戸9クルーズとプロ契約を結んだ。

関西独立リーグは、四国・九州の地元チームで結成された四国・九州アイランドリーグ、北信越のチームが中心となって結成したBCリーグに続く、国内三番目のプロ野球独立リーグとして注目されており、今年は大阪、神戸、明石、紀州の四チームが参加している。

(執筆編集・黄江)