月の内部に大量の水か=米研究

【大紀元日本727日】月の中に予想を上回る大量のが存在するという研究報告が22日、米科学誌『ネーチャー(Nature)』に掲載された。

研究報告によると、約40年前に米国が実施したアポロ計画により採石された月の鉱石を加熱することで水が得られたことから、月の鉱石に水が含まれているとの結論が導かれ、これまでの予想を上回る広範囲に分布している可能性が指摘された。

現在の技術では1パイント(約568ミリリットル)の水を月に送るのに約2万5千ドルかかり、非常に高価である。もし同調査の結果が真実であれば、月に滞在するための飲料水や水素を分解し、燃料に使用することができる。

昨年、月面の土壌に水があるという研究結果が発表されたが、今回の研究では月の内部の鉱石にも水が存在することが判明した。人類が月に定住する夢が一歩近づいて来ているようだ。

(翻訳編集・柳小明)