ブルック・ロペス選手 NBAファイナルの予想、大好きな日本について語る!

NBAファンの間では日本通としても知られるブルックリン・ネッツのブルック・ロペスが来日し、WOWOW NBAのファイナル第1戦にスペシャルゲストとして登場した。彼は日本が大好きであり、来日して日本を大いに満喫しているそうだ。そんなロペスに今季の自身のプレーや注目のファイナルの行方について、そして大好きだいう「スラムダンク」やジブリ作品などについて語ってもらった。

8年前に初来日したロペスは、夏になると双子のロビンらと日本を訪れることが恒例になっている。このインタビューの前にはスカイツリーを訪れたようだが、そもそも来日するきっかけは何だったのだろうか。

「LA育ちでディズニーランドが好きだったんだ。だからNBAに入ってから世界中のディズニーランドに行こうということになり、日本のディズニーランドが一番好きになった。で、街に行き文化や人々が気に入った。みなさんとてもウェルカムな感じで、食事も美味しいし、街は綺麗。だから日本に来るようになったんだよ」。

ロペスといえばアニメ好きとしても有名だが、日本のアニメを見るようになったのも日本好きがこうじてなのだろうか。

「もともとアニメが好きで、ジブリの作品を見始めたら大好きになった。『トトロ』『天空の城ラピュタ』『猫の恩返し』・・楽しくて本当に好きになったね。他の日本の漫画も観たくなって『スラムダンク』を観たんだ。『スラムダンク』はバスケットボールの漫画というだけでなく、漫画としても素晴らしいね。(自分は)桜木花道に似ていると思う。赤髪ではないけどね。対戦するなら流川楓かな。プレースタイルが自分に似ているし、背番号も同じ11番だからね。チームメイトにするなら桜木が良い」とロペス。

また、日本語の勉強をしているというロペスだが、お気に入りのフレーズは「お帰りなさい」なのだとか。

インタビューはファイナル第1戦が開催された日に行われた。ロペスは今年のファイナルをどのように見ているのだろうか?

「両チームがそれぞれ勝ち負けを繰り返した上での3度目の対戦なのでどのようにプレーするかが楽しみだね。キャブスの強みは、レブロン(・ジェームズ)とカイリー(・アービング)中心にチームバスケットができているね。ウォリアーズの強みは、やはり強力なオフェンス。KD(ケビン・デュラント)をはじめとしてサポートする控えも充実しており、バラエティに富んだ方法で得点できる。両チームともフォワードとガードがしっかりしている。だから、どちらのチームのビッグマンがステップアップするかがキーになる」。

そしてどちらが優勝するか聞かれると「(優勝予想は)タフだね。でも7戦まではもつれるはずだ。予想は毎日、変わると思うけど現時点ではウォリアーズが勝つかな」と語った。

ロペス選手自身、3ポイントシュートが激増したがその理由はどういったことなのだろうか?

「コーチのケニー・アトキンソンとGMのショーン・マークスと(3ポイントシュート増は)リーグの流れだということを話し合った。で、ケニーのシステムに合うと思い、オフにすごく練習したんだ。コート上の5人がスリーを打てるというのはチームにとって利益になる。コートを大きく使えるしね」。常に成長し、チームが求めることやバスケットボールの進化に順応することが強みというロペスらしいコメントだ。

 

またロペスは、ネッツ史上最多通算得点記録を更新したことについて、「記録達成は夢のようなことだった。まず自分がここまで長くプレーしていることにびっくりしているよ。それに、記録はこれまでプレーしてきたメンバーにもとても恵まれていたことの証だと思う。彼らがチームプレーをしてくれたから、今の自分があるのだと思う」と感想を語った。 

来季の目標について聞かれると、成長という言葉がキーワードとなった。「今季にしっかりとした基礎を築いたので、それを元にチームとして成長を続けること。個人としては、さらにチームリーダーとして成長したいと思っている」。

質問に対する答えからもジャパンラブが伺えるロペス、果たして将来、B.LEAGUEでプレーすることはあるのか尋ねてみると「日本の文化が好きなのでNBAを引退した後にこっち(B.LEAGUE)でプレーするのも良いと思っているよ」と笑顔。

そして最後は日本のファンにメッセージを残してくれた。

「日本のNBAファンには、NBAと自分をサポートしてもらっており感謝したい。多くの素晴らしい人に出会えたし、いつも歓迎してくれて、文化を楽しむことができているよ。これからも良いリレーションをキープして、いつか日本でNBAのゲームが行われて、そこに多くのファンが来てくれるようになれば良いと思っているよ」。

ファイナルはWOWOWライブで全試合生中継している

6月5日(月)午前8:45~ 「キャバリアーズvsウォリアーズ第2戦」
 ゲスト:持田香織(Every Little Thing)、岡田優介(B.LEAGUE 京都ハンナリーズ)

6月8日(木)午前9:45~ 「ウォリアーズvsキャバリアーズ第3戦」
 ゲスト:金子ノブアキ、五十嵐圭(B.LEAGUE 新潟アルビレックスBB)

6月10日(土)午前9:45~ 「ウォリアーズvsキャバリアーズ第4戦」
 ゲスト:Bose(スチャダラパー)、富樫勇樹(B.LEAGUE 千葉ジェッツ)

6月13日(火)午前9:45~ 「キャバリアーズvsウォリアーズ第5戦」

6月16日(金)午前9:45~ 「ウォリアーズvsキャバリアーズ第6戦」

6月19日(月)午前8:45~ 「キャバリアーズvsウォリアーズ第7戦」

※4戦先勝のため試合の結果によっては第4戦以降は中止の場合があります。

(編集・大道)