大紀元時報

【本当は怖いのは親のスマホ依存】小児科医も「親のスマホ制限」勧める

2019年03月16日 22時30分

小児科学雑誌「JAMA小児科」2017年の記事によると、子どものスマホ遊びに時間制限を設ける必要があるのと同様に、親にも制限が必要だと言う。

子どものスマホ依存は親の影響が大きいのは明らかです。

たまにはスマホを忘れ、子どもの話を聞き、一緒に遊ぶ濃厚な時間を優先することが大切です。

「最近の親は仕事、友人との付き合い、情報収集、娯楽のすべてをスマホで一括管理し、常にポケットのスマホを気にして過ごしています」と米ミシガン大学医学部小児科学ジェニー・ラディスキー氏は言います。

発達行動の専門医であるラディスキー氏の研究によると、スマホ依存の親ほど子どもと向き合う時間が少なく、子育てに悩みを持ち、時間の経過とともに子どもの問題行動が悪化していく傾向にあることが分かりました。

また、ラディスキー氏はロイターヘルスの電話インタビューに「この研究を始めた頃、テレビ好きな親ほどテレビ好きの子どもが育つという研究データが山ほどありました。そして、テレビを常につけっぱなしの家庭では、親子の濃厚な会話や質の高い時間が少ない傾向にありました」と語りました。

(エポックメディアグループ新唐人から転載)

「JAMA小児科」患者ページでは、親のスマホ使用に関する実用的なコツを紹介しています。

モバイル技術の進化により日常生活では多くのことが簡単に出来るようになった一方、仕事との両立など子育ては昔よりも多くの要求を突き付けられています。

「私も仕事をもつ母親として、職場での複雑な問題に悩んだり、ニュースの世界情勢が気になったり、時に仕事や世の中に対して自分が無力な気分になることもあります。そんな時は特に子どもの相手をしてあげることがどんなに大変かよく分かります」とラディスキー氏。

ラディスキー氏とマサチューセッツ州ウィスコンシン大学医学部および公衆衛生学部のメーガン・モレノ博士は、まずは立ち止まって自分とスマホの関係を客観的に見つめ直すことが大切だと言います。

スマホでストレス発散をするかわりに、深呼吸して散歩をしてみましょう。

難しい家族問題から目を背けようとスマホに逃げるかわりに、意図的に人と関わり、問題に向き合いましょう。

時間の経過を意識して、メールやネット検索にどれだけ時間をかけているか気にかけるようにしましょう。

「マルチタスクは効率はいいけれど、効果的ではありません。子育ても同じです」とラディスキー氏。

また両氏は、家族が一緒にいない時メールチェックやニュース検索など、あなたがスマホで何に一番依存しているかを意識することを勧めています。

更に、親は子どもとの食事時間、睡眠時間、家族とリラックスして過ごす時間を大切にするべきだと言います。

子どもは親の行動を真似するので、運転しながらのスマホいじりやSNSへの投稿、スマホいじり中に周りの人を無視したりするなど悪いお手本を見せないことが賢明です。

「親のスマホ依存は、親子の交流を削ってしまうことになります。親子の交流は子どもの感情や知的発達に不可欠なのです」とアトランタの小児科医師であり米国小児科学会の消費者情報ウェブサイトHealthyChildren.orgの医学編集者でもあるジェニファー・シュウ氏はいいます。

更に「親のスマホ依存は子どもから目を離しがちで、安全面でも問題が起こる可能性があります」とも指摘しています。

「JAMA小児科」患者ページでは、インターネットへの写真やコメントの投稿も控えるよう、親に推奨しています。

親は子どもとの時間を大切にし、適切なスマホ使用のお手本にならなければなりません。

「親はいつでも常識的な行動を示し、常に子どもにとって最良のお手本であるべきです」とシュウ氏は指摘しています。

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