大紀元時報

自閉症の息子を抱える母親が、誕生パーティーの招待状の裏に書かれていたメモ書きに涙した理由

2019年09月07日 07時35分
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学習障害を抱えている子供の両親にとって、学校外の活動において自分の子供が仲間外れにならないようにするのは必ずしも簡単なことではありません。

トリシア・ライノルドには7歳になるティモシーという子供がいます。ティモシーは重度の自閉症スペクトラム障害を抱えています。そのため、彼にとって学校で友達を作ることは簡単なことではなく、誕生パーティーなどの社交的な集まりに呼ばれることもあまりありません。

トリシア自身も、この手のイベントには消極的でした。ティモシーが騒音や場の雰囲気に対処できるかどうかという心配もありましたが、何よりもこういう場において、障害を抱えている子供たちが往々にして仲間外れにされる傾向があることを知っていたからです。

そんな時、ティモシーのクラスメイトであるカーターの母親が送った誕生パーティーの招待状を見て、彼女の考え方は変化することになります。

その招待状の裏にはメモ書きがあり、可能であればぜひティモシーに出席して欲しいということ、彼の居心地がいいようにパーティー会場に変更を加えるつもりであるという内容が丁寧に説明されていました。また、クラス全員と一緒にいるのが困難であれば、早めに来てもよいので、是非連絡を待っていると書かれていました。

このメモ書きをみて、トリシアは涙をこらえきれませんでした。その母親のことを個人的には知りませんでしたが、彼女がティモシーのことを真に心から気遣っており、少しでもトリシアの努力を労おうとしているのが伝わって来たからです。

「あなたは気付かなかったかもしれませんが、あなたはちょうどあの日に私が必要としていたことを伝えてくれました。自分の子供にとって特別な日に、わざわざティモシーを参加させようとして努力してくれたことに感謝のしようがありません。予想だにしていなかっただけに、未だに信じられない気分です」とトリシアはこの母親に向けて語っています。

そして、「時折私たちは自分たちのことで手一杯になってしまい、他の人が必要としている事柄に目が向かないことがあります」と認めながらも、相手を労わるためのそのような努力こそが、困難な日々を楽にし、明るい未来を見据える助けになると述べています。

自分の言動で力づけられる誰かがいるということを忘れずに、小さなことから親切の輪を広げていきたいですね。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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