猿の顔をした花 モンキー・オーキッド

モンキー・オーキッド:かわいい小のように見える花
このエキゾチックな猿のをしたランは、その特別なルックスから、花好きの方にはたまらない品種の一つとなっています。この小さなランは、母なる自然がいかに素晴らしいかという畏敬の念を私たちに抱かせてくれます。

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メキシコ最南端からペルーにかけての湿度の高い森に自生しているこの珍しい花は、ドラクラ属のランです。ドラクラ属は、1978年に植物学者のカーライル・A・ルアー氏が確立したものです。

アメリカ蘭協会(AOS)によると、ドラクラ属には約90種のランが登録されています。しかし、最も人気のあるランの一つがモンキー・オーキッドであり、学名はドラクラシミアです。

ドラクラシミアは「ドラゴンモンキー」と訳され、満開時には、その花がサルの顔をしていることから、その名にふさわしい名前となっています。

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ざっくりとした三角形の花で、萼片の先端は細長い尾のような形をしています。花びらはクラブ状の構造をしていて、キュートな目のように見えます。その愛らしいゆらゆらとした鼻のような形は、花柱です。

モンキー・オーキッドの特徴は、その類まれなるルックスだけではありません。香ばしいオレンジのような心地よい香りも特徴です。また、季節を問わず、一年を通して花を咲かせることでも知られています。
 

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モンキー・オーキッドを育てたいという方は、適切な水やりの回数などを守ってください。水やりは1日1回で大丈夫です。日陰の薄暗い場所を好みます。

有名なモンキー・オーキッドの他にも、ドラクラ属には、D. ラディオサ、D. コルドバエ、D. ヴァンピラ、 D. ディアボラ、D. ベラ、 D. ゴルゴナなどの名前が付けられた人気の高い花がたくさんあります。こういった人気の写真を以下でご紹介します。

Dracula radiosa. (Eric in SF/CC BY-SA 3.0)
Dracula cordobae. (Wikipedia/CC BY 2.0)
Dracula vampira. (Eric Hunt/CC BY-SA 3.0)
Dracula diabola. (Orchi/CC BY-SA 3.0)

 

(大紀元日本ウェブ編集部)